6月25日に名古屋・御園座で上演予定だった舞台『千と千尋の神隠し』が、当日の開演時間になって中止が発表された。
公式HPでは《公演関係者の新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されました》と説明。同日に予定していた12時と17時の2公演、さらに同日夜に26日の公演中止も発表した。
これを受け、橋本も同日ツイッターを更新。
《開演時間でのお知らせになってしまったのでワクワクの気持ちから一気に落胆させてしまったのがとても心苦しいです》と観客に謝罪した上で、《私も着替えもメイクもして準備していたなかでの連絡で、ステージのモニターで今日来て頂いた皆様の様子を見ていました。皆様の前で千尋を演じる事が出来ず、残念な気持ちで一杯です》と投稿していた。
上白石萌音との「比較」に悩む
「今回はキャストの1人がコロナに感染していたようだが、橋本は5月に自身も感染し、公演が中止になっていた。それにしても、客が着席して開演時間を迎えた12時に中止を決定するという今回の決断は異例中の異例。観客も納得いかないだろうし、橋本を含むキャスト陣もやり切れない感情だったのではないでしょうか」(演劇担当記者)
同作は、言わずと知れた宮崎駿監督による大ヒット名作アニメの舞台版。橋本と上白石萌音が交互に主演するWキャストで、今年2月から東京・帝国劇場など全国5都市で上演され、チケット完売が続出する人気ぶりである。
「演劇界の優れた業績を表彰する『第47回菊田一夫演劇賞』にも選ばれたが、橋本にとっては複雑な心境かもしれませんね。というのも、舞台の経験も豊富な上白石とのW主演のため、どうしても演技が比較され、橋本の方が評価は低いのです。あまりの演技力の差に、一部では〝公開処刑〟とまで言われています」(同・記者)
そんな状況下、またしても自分の番で公演中止とあって、まさに踏んだり蹴ったり。
「橋本は7月3日がラストの公演で、全体の千秋楽となる4日は上白石が主演する。橋本は、今回の舞台で味わったさまざまな悔しさをバネに、逆に一皮むけるかもしれませんよ」(同・記者)
怒ったかんな、許さないかんな、と発奮してくれることだろう。
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