フジテレビ系のリアル恋愛バラエティー番組『テラスハウス』に出演していたプロレスラー木村花さん=当時(22)=がSNSで誹謗中傷された後に死去した問題で、母親の響子さんが自身のツイッターにコメントを投稿した。
木村さんは、
《ずっと言ってますが フジテレビには7月にBPO(放送倫理・番組向上機構)の窓口に花の人権侵害の申し立てをしまして 現在審議中です 誹謗中傷した人 フジテレビ、制作会社 どちらかだけに理由があると思ってません どちらにも罪を償ってほしい 誹謗中傷すら利用してお金儲けした点では より罪は大きいと感じています》
花さんを誹謗中傷した人だけではなく、何も対策を取らなかったフジテレビと制作会社にも罪があると見解を述べ、すでにBPOに人権侵害の申し立てをしていると明かした。
今年の5月に自ら命を絶った花さんを誹謗中傷した件で、警視庁は大阪府の20歳代の男性を侮辱容疑で書類送検する方針を固めた。男性は調べに対し容疑を認め、「番組を見て嫌いになり、心を傷つけたいと思った」などと供述している。捜査関係者によると、花さんは自分を中傷するツイッターの投稿約140件を、自身のスマートフォンに保存していたことが分かっている。
「メディアの責任として真摯に受け止めてもらいたい」
木村さんの告白に対し、ツイッター上では、
《ずっとそう思ってます 花ちゃんが傷ついてることを知った上で何度も動画まであげました! 炎上したのではなく、させたのです》
《その通りだと思います》
《BPOには正しい判断をしてほしいですね》
《そうでしたね 現在審議中でしたね。花さんの名誉のためにも正しい判断が下されること願っています》
《制作サイドの意図的な情報操作によっていろんなことが悪い方向へ転がったことは明白です。ここはメディアの責任として、非を素直に認めて今回の事案を真摯に受け止めてもらいたいし、そう言う裁定を心から望みます》
など、賛同の声が多数投稿されている。
〝リアリティー〟を謳えば、「コイツは嫌い」と思った相手に誹謗中傷を躊躇なく投げつける輩が続々と現れる。そんな行為に、いとも簡単に結び付いてしまう…。今はSNSで簡単に直接攻撃できるたけに、制作者側も対策を取らないと同じ悲劇が続いてしまうだろう。
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