広瀬アリス主演のドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』の最終話が6月20日に放送され、視聴者から「設定が雑すぎ」と大ブーイングが巻き起こっている。
同ドラマは、恋に本気になれない6人の男女が織りなす群像ラブストーリー。最終回では、純(広瀬)が柊磨(松村北斗)に「好きって言って! ここで皆に聞こえるように好きだって言って! 私、今まで柊磨に1回も言ってもらったことないんだよ!」と迫り、柊磨が「好きだー! 大好きだー! 二度と、二度と俺から離れないでくれー!」と大声で告白。その2年後、レストラン・サリューでの2人の幸せ溢れる姿が映し出されて幕を閉じた。
ハッピーエンドに満足した視聴者からは、こんな感想が寄せられている。
《なんだかんだいって2人が幸せになってよかった。感動した》
《最後は明るく終わってめでたしめでたし。松村北斗君と広瀬アリスさんの公園シーン可愛かったな~》
《香椎由宇、斉藤由貴、藤原紀香など豪華なキャストも見どころだったね。おもしろかった~》
「最後の最後で本当に残念」
一方、最終話で突然、岬希(香椎由宇)が「世の中には生まれつき恋ができない人間がいる。私はそれかもしれない」と、アセクシャル(他者に対して性的欲求や恋愛感情を抱かないセクシャリティ)を告白したことについては、様々な意見が飛び交っている。
《最後の最後に岬希さんのアセクシャルカミングアウトを雑にぶっ込んだ意味ってなに? しかも、あれじゃ「アセクシャル=まだ好きな人に出会ってないだけ」みたいじゃん》
《最後に香椎由宇が「アセクシャルって知ってるか?」って言ってきたの本当に唐突すぎる。セクシャリティの扱い方が酷すぎるわ》
《アセクシャルの設定が雑すぎて、とりあえず入れとこみたいにしか思えなかった。最後の最後で本当に残念な気持ちになったわ》
「本作では、様々な思いや悩みを抱える登場人物たちの恋の行方が描かれていますが、なぜ岬希のセクシャリティ問題が最終話になって明らかにされたのか、ちょっと意図が分かりませんでしたね。いくら脇役とはいえ、あまりにも雑な設定で、視聴者もかなりイライラしたようです」(エンタメ誌ライター)
これ以外にも、最終回では柊磨(松村)が公演で純(広瀬)に公開告白するなどのトンデモシーンが飛び出し、視聴者を呆れさせている。
気になる最終回の世帯平均視聴率は5.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だった。この数字が、ドラマの出来を物語っている。
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