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タール18mgのセブンスター登場に愛煙家から歓喜の声「JTありがとう!」

Dean Drobot
(画像)Dean Drobot/shutterstock

JT(日本たばこ産業株式会社)が、時流に逆らう〝挑戦的な新作〟を発表。5月13日から「CLUB JTオンラインショップ」で発売し、好評を博している。

今回発売されたのはセブンスターブランドで、低タール化の時流とは真逆の18mgという高タール商品『セブンスター・ボールド・ブラック』(600円)。独自のブレンドとチャコールフィルターにより雑味を抑えることで、たばこの旨味、香りを活かした重厚な味わいと、セブンスターならではの広がりある煙の旨さが楽しめるという。

発売にあわせ、セブンスターのブランドサイト(要会員登録)では、俳優の笠松将を起用した新コンセプトムービー『火花』と『逃げる男 逃げる女』の2編を公開。モノトーンで描かれた独自の世界観で商品をPRしている。

“本家”のタールは14mg

ネット上には、肩身の狭い思いをしている愛煙家たちから歓喜の声が上がっている。

《まさかこの時代に18mgの高タールタバコが新発売されるとは…。正直、ビックリした》

《もはや重厚な味わいのタバコは消える運命だと思っていただけに、めちゃくちゃ嬉しい。JT挑戦してるな~》

《おいおい、18mgってかなりの高タールだぞ。時代に逆行するJTの挑戦的な姿勢、嫌いじゃないですw》

《これは吸いごたえのあるタバコだな。値段も普通のセブンスターと変わらないし、期待したい》

《これ買って吸ってみた。普通のセッターよりもかなり重い。電子タバコに慣れた人には効くぞw》

《JTありがとう!ピースじゃ重すぎるので、ブラックはちょうどいいわ》

1969年に誕生したセブンスターは根強い人気銘柄。約半世紀にわたって愛されている〝本家〟のタールは14mgで、これでも現代では吸いごたえのある部類だが、この令和の時代にバージョンアップしてくるとは驚きだ。

近年は電子タバコが主流で、紙巻きタバコの売り上げは年々下がる一方。低タール化によって、愛煙家たちの選択肢がなくなっているという見方もできるので、あえてJTが挑戦的な商品を開発したとも考えられる。

昭和40年には82.3%だった「成人喫煙率」も、男性の場合、平成30年には27.8%にまで減少。度重なる法改正とコロナの影響で、どんどん喫煙所も少なくなっているだけに、今回の「セブンスター・ボールド・ブラック」の登場は愛煙家にとって〝希望の光〟といえるのかもしれない。

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