〝シン・シブコ〟のシリーズがスタートした。
主戦場をアメリカに移した〝シブコ〟こと女子プロゴルファーの渋野日向子が、昨年11月以来となる国内大会に参戦。5月19日に開幕した国内ツアー『ブリヂストンレディスオープン』で、ツアー前練習の時点でシブコの周りには人、人、人。しかし、これまでとは違う〝新たな一面〟も見せてくれた。
「他の参加選手とも、おしゃべりに興じていました。英語は話せると聞いていますが、アメリカの選手に話しかける余裕はなかったみたい。独特の緊張感もありますし、勝手も違う。旧交を温めることを優先したのかも」(専門誌記者)
ツアー前のことだ。シブコは5月上旬に帰国し、郷里の岡山で英気を養っていたという。記者団に「どんなことをして過ごしたのか?」と聞かれ、「コースに出たり、練習したり、トレーニングしたりしていました。あと、実家のワンちゃんと遊んで…。いや、犬に遊ばれてました。ギャハッハ~」と、笑い飛ばした。
新バージョンでさらに明るくなった!?
明るさと笑顔は変わらない。しかし、自分でボケて自分で笑う二役ぶりはなかった。新バージョンの誕生である。
「出場権がないのに現地入りしては、『棄権した選手が出たら』で順番待ちのまま終わった大会もありました。でも、今季後半は出場できるかどうかの心配はなくなったそうです。ゴルフに専念できる環境も整ったことで、さらに明るくなったのでは」(前出の記者)
また、国内ランキングのカウントの仕方も改定された。海外メジャーランキングのポイントを、一部だが国内ランキングにカウントできるようになった。
今回のブリヂストンレディスは予選落ちしたシブコだったが、同制度により、自動的に国内17位となり(同時点)、国内ツアーも出たいときに出られるポジションをゲットした。
ボケとツッコミの1人二役を見せた上機嫌ぶりは、そのせいか? 国内初ツアーの賞金総額は1億円。「1億円以上の笑顔」に、周囲も癒やされていた。