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JRA重賞『オークス』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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ここ3年は二桁人気の大穴が馬券圏内に入り、荒れ模様のオークス。2019年は3連単17万馬券、21年は53万馬券と、高配当が飛び出している。ただ、過去10年で見れば、1番人気は【5・2・1・2】、2番人気は【1・3・3・3】と安定。軸にはこれらを据えつつ、ヒモに人気薄を配置する馬券がよさそうだ。

★軸馬=サークルオブライフ
未勝利から3連勝で阪神JFを制したサークルオブライフ。3歳になってからは、先団につけたチューリップ賞が0秒2差の3着、差しに構えた桜花賞が0秒1差の4着と、もうひと押しが足りない結果となっているが、展開不問で詰め寄っているとも言える。デビューからずっと騎乗しているデムーロ騎手は、過去10年のオークスで【2・0・2・3】と、好成績を残している。名手のサポートにも期待したい。

★相手=スターズオンアース
7番人気と評価を下げていたが、それを覆す快走で桜花賞を勝利したスターズオンアース。通算【2・3・1・0】で、今回の登録馬の中で4着以下が1回もないのはこの馬だけ。安定感も群を抜いている。祖母スタセリタの産駒に17年のオークス馬ソウルスターリングがいて、父のドゥラメンテとともに、血統的にもこの舞台は合う。桜花賞時の鞍上・川田騎手からは乗り替わりとなるが、ルメール騎手なら心配はないだろう。

★相手=ナミュール
阪神JF4着、桜花賞10着のGⅠ2戦は、スタートでの出遅れが響いて敗れているナミュール。ただ、それ以外の3戦は完勝とも言える内容で、赤松賞ではパーソナルハイやスターズオンアース、チューリップ賞でもサークルオブライフやウォーターナビレラらを一蹴している。母は3勝、半兄のヴェスターヴァルトも4勝を挙げた活躍馬ではあるものの、いずれも勝利はマイル以下。血統的に距離延長は微妙だが、ポテンシャルに期待したい。

ベルクレスタは東京コースなら世代トップクラス!

★相手=エリカヴィータ
新馬勝ち直後に挑んだフェアリーSは、道中の不利もあって10着に敗れていたが、次走のフローラSは好位から前をきっちり捉えて勝利したエリカヴィータ。フローラSの勝ち馬は、過去10年で【0・3・1・6】で、1&2番人気以外で勝利した馬に絞れば【0・3・0・3】と半数が連対している。5番人気だった本馬は、このデータに合致。サークルオブライフに注目がいきがちだが、こちらも強豪牝馬を送り続ける国枝厩舎の所属。侮れない。

★相手=ベルクレスタ
前走の桜花賞は、直線でやや窮屈になりながらも、ひるまず馬群を割って伸び7着だったベルクレスタ。勝ち馬とは0秒2差だったから、スムーズならさらに際どかったはず。4走前のアルテミスSはサークルオブライフとクビ差の2着、2走前のクイーンCでは2着だったスターズオンアースと4分の3馬身差の3着と、東京コースでは世代トップクラスと接戦を演じており、ここもゴール前の急襲があるか。

★相手=アートハウス
前走の忘れな草賞は、直線で前が塞がりかけるも、開くのを待って追い出して後続に3馬身差の快勝だったアートハウス。最後は抑える余裕もあった。その前走が4カ月ぶりで10キロ増なら、叩いての上積みも大きいに違いない。前進あるのみ。

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