歌手・ミュージシャンのGACKTが、突然の復帰宣言をして話題となっている。昨年の9月から、病気の療養を理由として芸能活動を無期限休止中となっていたが…。
「突然の復帰宣言に、テレビ局をはじめとするメディア関係者は困惑しているといいます。これまで病気療養という理由だけで、しっかりとした説明もなく宙ぶらりんの状態となっていました。テレビ番組や映画など、多くの関係者がスケジュール変更を余儀なくされて大混乱に陥っていたわけです。それが、いきなり年内に再開すると言われても、また仕事で使おうとなるかどうか…。しかも、今回はこれまでのマスコミ報道に誤報があったからと、治療を行っている『医療法人香華会』がプレスリリースを出す異常事態に。週刊誌などは、この医療法人とGACKTの関係性についての取材をすでに始めていますよ」(スポーツ紙記者)
〝病気療養中〟には、『週刊文春』により一般人との不倫スキャンダルが報じられていた。さらに、主演の映画となる『翔んで埼玉』の続編についても、撮影が無期限中断になるなど、トラブル続きだった。
「今回の『芸能活動を徐々に再開する』という事務所の発表も、テレビ関係者は冷ややかな目で見ています。未解決のスキャンダルがある中でバラエティー番組では使いづらいですし、何よりもドタキャンの危険性があるのでブッキングできない。通常であれば、『関ジャニ∞』の大倉忠義のように休業とともにしっかりと説明すべきところ。しかし、結局GACKTは後出しで、しかも仰々しく医療機関からリリースを出してすべてはそこに…の姿勢。そもそも黒いウワサもあるタレントなので、リスクを考えるとCMクライアントにも説明できないでしょう」(民放テレビ関係者)
今年の“目玉作品”として位置づけていたが…
映画『翔んで埼玉2(仮題)』で多大な迷惑を受けたフジテレビは、怒りを隠せない状況になっているという。
「『翔んで埼玉2(仮題)』に関しては、フジが2022年の目玉作品として位置づけていました。しかし、GACKTの休業ですべて白紙に。同じく主演の二階堂ふみのスケジュールも当面おさえられず、最悪中止になる可能性が高くなってきた。さらにフジでは『翔んで埼玉』の監督が早期退職者制度で会社を去ってしまったといいます。一説には、映画が製作できなくなったことで、一区切りとして会社を辞めたといわれています。これまでは社員だったので、無理をさせてでも映画を製作していましたが、今後は監督のスケジュール取りも難しくなる。興行収益やグッズ販売などで50億円以上の売り上げを目指していたフジは、例え病気が原因だとしても、すでに撮影が始まってからのGACKTの休業に今でも怒り心頭です」(同・関係者)
長期の〝雲隠れ〟でテレビ局をはじめ、さまざまな関係者に迷惑を掛けたGACKT。たとえ無事に復活しても、これまでのようにテレビを使って派手に活動するのは、かなり厳しくなりそうだ。
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