義姉でフリーアナの小林麻耶から本性暴露の集中砲火を浴びている歌舞伎役者の市川海老蔵。3年ぶりに歌舞伎座での『團菊祭五月大歌舞伎』が上演されている折も折、尾上菊之助との関係が悪化し、年内とされる13代目市川團十郎白猿の襲名披露公演が危ぶまれている。
「團菊祭の取材会で菊之助と一緒に出席した父で人間国宝の尾上菊五郎が『今年、團十郎が誕生しそう』と漏らしましたが、團菊祭では海老蔵が『暫(しばらく)』、菊之助は『土蜘(つちぐも)』と別々の演目を演じており、共演ではない。これまでの團菊祭ではなかったことなんです。海老蔵の一連のスキャンダラスな行動に菊之助がサジを投げた。歌舞伎界の重鎮や成田屋のひいき筋も同じ心境ですよ。年内の襲名興行は絶望的です」(演劇ライター)
小林がブログで攻撃するようになった発端は、整体師の國光吟氏との離婚(その後、再婚)を海老蔵が「公表しない方がいい」とアドバイスしておきながら、自身のブログで離婚を連想させるような文言を投稿したことによる。
「小林は、乳がんの闘病生活で亡くなった実妹で海老蔵の元妻・麻央さんに『適切な治療を受けさせなかった』と告発したり、借金事情まで口にしている。海老蔵は小林に謝罪したんですが、『週刊文春』の釈明インタビューにも応じた。小林は文春のインタビュー記事を読んで〝腸が煮えくり返る〟と激怒。騒動は第2ラウンドに突入すると見られているんです」(夕刊紙記者)
再婚相手もスポンサーも見つからない…
海老蔵は小林から攻撃される前、新作歌舞伎やギャラの問題などで、襲名披露興行を仕切る松竹との関係が悪化していた。
「コロナ禍で歌舞伎界も休演が続いたため、松竹はスタッフや演者にギャラの大幅ダウンをお願いした。大御所は受け入れたんですが、海老蔵は拒否。それ以降、海老蔵が歌舞伎座に出演したのは2年間でわずか約1カ月間。新作歌舞伎の上演では、松竹を制作から外したことで関係はこじれたままですよ」(歌舞伎関係者)
さらに、「海老蔵とは関わりたくない」とする役者も続出している。
「唯一の理解者で海老蔵が半グレに暴行されて入院した際、代役を務めた片岡仁左衛門も愛想を尽かしている。坂東玉三郎も〝大人になりきれていない〟として見放している」(同・関係者)
松竹との関係が抜き差しならないことから、一部で襲名披露公演の自主興行情報も流れているが、
「関西で一番のひいき筋が、海老蔵の再婚を考えて令嬢を紹介した。ところが、派手な女性関係が報じられ、赤っ恥をかかされた。このひいき筋を怒らせたら、スポンサーは見つかりません」(同)
團十郎襲名は、無期限延期になりそうだ。
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