社会

自動車関連企業の二代目社長が“酒気帯び運転”で逮捕の波紋…

(画像)Krakenimages.com / shutterstock

自動車用品店『オートバックス』や低価格食料品店『業務スーパー』などのフランチャイズ展開で、大幅に業績を拡大中のG-7ホールディングス(本社・神戸市須磨区)の社長が、酒気帯び運転の疑いで逮捕され、波紋が広がっている。

逮捕されたのは同社社長・木下智雄容疑者(54)。4月30日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで兵庫県警神戸西署に逮捕された。

「容疑は29日午後11時頃、同市西区井川谷町長坂の市道で酒気を帯びた状態で英国製高級乗用車ベントレーを運転したとされているもの。当人は『知人宅で酒を飲み、帰宅途中だった』と供述し『間違いありません』と容疑を認めています」(捜査関係者)

現場は幹線道路近くの住宅街。木下容疑者は袋小路に入り、方向転換しようとして車の前部と後部が、道を挟んだ2軒の民家の門柱とフェンスに衝突、住民の通報で署員が駆けつけた。

「けが人はいませんでしたが、酒の匂いがしたため検査したところ、基準値の4倍を超える呼気1リットルあたり0.7ミリグラムのアルコールが検出されました」(同捜査関係者)

まさにこれからという時…

G-7ホールディングスは、昨年11月に逝去した木下守氏が創業した会社。智雄氏は長男で、2019年に社長に就任。現在は『オートバックス』と『業務スーパー』以外にも、二輪車店『バイクワールド』や自転車専門店の『トレジャーサイクル』、またミニスーパー『リコス』や農産物直売所『めぐみの郷』など、自社ブランドも展開している成長企業だ。それだけに今回の社長の逮捕、それも車業界が忌み嫌う酒気帯び運転は、まさに致命的だった。

智雄氏は5月2日に社長職と取締役を辞任し、経営から完全に退いた。実に素早い対応だったが、天国の創業社長の父はどう思うだろうか…。

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