今夏に行われる参院選を前に、支持率50%台と堅調な岸田政権。それを陰で支えていると永田町で評判なのが、木原誠二官房副長官だ。
政治部記者が言う。
「木原さんは、とにかく頭が切れる。記者に囲まれてのブリーフィングの場でも15分程度で簡潔に物事を述べる上に、総理との会話内容までざっくばらんに打ち明けてくれます。政治部の記者の間では、岸田内閣ではなく〝木原内閣〟と評する声もあるほどです」
現在51歳の木原氏は、東大法学部を出て大蔵省(当時)に入った典型的なエリートで、2005年の衆院選で初当選を果たすも、09年には落選。12年に返り咲き、外務副大臣なども務めた。
未来の総理候補として申し分ない経歴だが、〝弱点〟も多い。
緊急事態宣言下に海外で飲酒
「とにかく脇が甘いんです。今年の3月19日から21日までの日程で、木原さんは岸田総理のインド・カンボジアへの外交訪問に同行。20日の夜、記者団と首相一行が宿泊したカンボジアの超高級ホテルで、記者にブリーフィングをした木原さんは、珍しく記者団からの質問を早々に切り上げた。そのわずか15分後には、赤いTシャツに着替え、ホテルのロビーで酒を手に笑っている姿が目撃されています。仕事を一刻も早く終わらせて、遊びたかったんでしょう」(同・記者)
東京都内の「緊急事態宣言」期間は3月21日までだった。この木原氏の行動は、国外とはいえ国民感情に反するものと糾弾されても致し方あるまい。
女性関係も〝弱点〟のひとつ。昨年12月には『週刊新潮』で「隠し子騒動」が報じられているのだ。
「木原さんは、バツイチで連れ子がいた奥さんと結婚し、実子もいる。ところが、長年にわたって愛人と噂される女性の存在が永田町で囁かれていた。その女性と、子どもを連れだって神奈川県内の神社で七五三のお祝いをする様子を週刊新潮にスクープされたんだ」(永田町関係者)
お相手の女性は、現在40代のシングルマザーで、元銀座のホステスだと週刊新潮は報じている。
「神社では、子どもから『パパ』と呼ばれていたらしい。木原さんも、まんざらではない様子で子どもの手を取って歩いていたそうだ。これから、もっと重要なポストが回ってきたときに、必ず、このネタが蒸し返されるだろうよ」(同・関係者)
敏腕官房副長官は、こうしたスキャンダルをもろともせず、総理への道を駆け上がることができるか。
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