時代を彩るピチピチギャルの発掘は『週刊実話』のお家芸だ。今回は1982年の夏に注目を浴びていた3人をピックアップ。ナウなヤングのハートを直撃したフレッシュなお色気スターの“素顔”にズームイン!
●昭和57年8月5日号掲載『今夏人気急上昇!フレッシュ色気スターの意外な素顔』(2)年齢・肩書等は当時のまま
「関根恵子、畑中葉子なども、以前ほどセクシーさはなくなっているが、その後釜的な期待も石田えりには大きいですね。年齢のワリには、ベッドシーンなんかの濡れ場もウマイし、なによりも度胸がいい。そして芝居も、というぐらいで、これから期待される女優といっていいでしょう」(芸能評論家)
人なつっこさと野性味が同居した不思議な魅力で、映画とミュージカルで活躍している石田えりは、歌って踊って演技のできるスターをめざしている。
このほど東京・渋谷のスペース・パート3で行ったミュージカル『ドリーム・ガール』は、ヤングを熱狂させたばかりだ。
なにしろ、身長一六二センチ、バスト八五センチ、ウエスト六〇センチ、ヒップ八八センチのプロポーションで、とりわけ、ボリュームたっぷりのバストは強烈だ。
鮮やかなブルーのレオタード姿で、初めてのステージに挑戦したが、“第二のショーガール”と期待され、四キロほどやせて、体もすっかりひきしまって、ダンスはお色気たっぷりで、大好評だった。
永島敏行と共演したATGの映画『遠雷』の演技で、昭和五十六年度の新人女優賞を獲得して以来、「芝居のできる女のコ」として、映画、テレビの制作者の間でも注目されている期待度ナンバーワンだ。
「永島敏行と共演した『遠雷』では、フロのなかといわず、畑の中でも組んずほぐれつ。モロに出すシーンはすばらしかった」(スポーツ紙映画記者)
「彼女、小麦色の肌の感じだけど、それが、あの女豹のような眼差し、しなやかな肢体とうまくマッチして野性的な感じをあたえるようになった。そんじょそこらのギャルとはちがいますね」(舞台関係者)
心のなかをノゾキ込むように妖しく光る目
昭和三十五年十一月九日、熊本県生まれの“気性の激しい肥後女”。二十一歳となれば色気は十分。カモシカを思わせるスラリとした脚に、一段とセクシーさが加わり、『ドリーム・ガール』では、ファンを十分にたんのうさせた。
「足首も、キュッと細く、太モモは太く、それにつながるヒップは、これまた肉づきがよく、しかもシェイプアップしていて、キュッと締まっている。トシは二十一歳だけど、ヒップラインは、もう、ミセスの色っぽさ、というより、エロチックだ」(芸能誌カメラマン)
ぶりっ子ではなく、地のままでいくという彼女の姿勢も魅力のひとつだが、いまのところ色っぽい話はない。
「恋人はいません。そういうヒトは。いまはお仕事で頭がいっぱい」
と、男と女の話は否定する。レオタード姿から発散する色気は、いったいどこからか、首をかしげたくなるような返事。とはいえ、知識は十分備えている。『遠雷』でみせた演技は、演技といえばそれまでだが、
「色気も、セクシーパンサーといわれているが、もちろん“熟れ熟れ”ではない。トシ相応に、色気づいたところだが、相手の心のなかをノゾキ込むように妖しく光る目といい、凹凸のハッキリした体つきは、いわば小悪魔的な雰囲気をもっていますね」(日本テレビ制作者)
「『ドリーム・ガール』は、木の実ナナが評判をとったミュージカルで、木の実の網タイツ姿がエロチックだとさわがれましたが、石田も、いい勝負。外見的な色っぽさでは、ヒケはとらない。悩殺度はすばらしいものをもっていて、これから男を知れば知るほど、スゴ味がでてくる楽しみなスターですよ」(舞台関係者)
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