映画界の鬼才・園子温監督や俳優の木下ほうからが、相次いで女優たちから〝性加害〟を告発されている中、タレントの眞鍋かをりが4月24日、芸能界の「枕営業」の実態について語った。
読売テレビ『そこまで言って委員会NP』に出演した眞鍋は、同局の黒木千晶アナウンサーから枕営業について直球の質問を受け、「あるでしょうね、という感じです」とキッパリ。
「本当に、昔から噂みたいなものはたくさん聞きますし。ただ、こういうふうに表に出てきても、結局は〝個人戦〟で終わってしまうんですよ」と苦々しい表情を浮かべたのだ。
「眞鍋は、そういう被害を訴えても、これまでは『やったやつが悪い』で終わっていたと証言。それが、今回の一連の〝性加害〟告発で、これを見過ごしてきた『業界が悪い』となれば、芸能界全体の意識を変えるチャンスになると訴えていました」(芸能記者)
眞鍋自身は、「うまく立ち振る舞って(枕営業から)逃げてこられたというタイプ」とし、「結局、自分はそういう被害に遭わなかった、『スルーできた、ラッキー』と思ってても、結局仕事が決まると『あいつは枕やって仕事とった』って言われるんですよ」と悔しさをにじませた。
元所属事務所との裁判でも言及
「もともと、眞鍋が所属していた事務所と契約解除をめぐって訴訟沙汰に発展した際も、枕営業問題についてのやりとりもあったほどですからね。横浜国立大学卒の〝高学歴グラドル〟として売り出した眞鍋は、頭の回転が速く、すぐに大物司会者などにも気に入られた。グラドルの枠にとどまらない活躍をし始め、仕事が一気に増えると、『眞鍋は枕で売れた』と散々陰口をたたかれていましたからね。悔しい思いをしてきたからこそ言えるコメントですよ」(前出・芸能記者)
眞鍋は、自身もかつて告発を思い立ったが、徒労に終わったと振り返り、こう続けている。
「女性たちにとっては今、声を上げることが、必ずしもそれで報われる結果になってないのが、すごく残念です」
業界の本格的な〝体質改善〟は、まだ始まったばかりだ。
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