社会

秀岳館サッカー部監督の“恫喝音声”流出!暴行問題に新展開で『スッキリ』にも批判殺到

(画像)WAYHOME studio / shutterstock

部員に暴行する様子がSNSで拡散して大騒動になっている熊本県の秀岳館高校サッカー部の段原一詞監督が、4月25日に『スッキリ』(日本テレビ系)に生出演し、ネット上で物議を醸している。

この日の番組では、阿部祐二リポーターが、監督や動画をSNSにアップした部員にインタビューしている様子をVTRで紹介。段原監督は事実関係を認めた上で、「誤解を招くかもしれないので。すべて子どもたちの自主性に任せているとはいえ、すべて僕に責任がある。申し訳ありません」と涙ながらに頭を下げた。

問題の動画には、寮内でコーチが部員に暴行している様子が映っており、アップ後にたちまち拡散。サッカー部は公式ウェブサイトで謝罪コメントを発表し、暴行を受けた生徒を含む部員11人もSNSで釈明動画をアップして話題になっていた。

「俺がお前訴えたらどうする?」

そんな中、段原監督が22日の朝礼で、動画を撮影した生徒らに恫喝まがいの言葉を発していたことが発覚。「損害賠償請求」などという言葉を使い、生徒を追い込む「音声」が流出したのだ。

「撮影者は加害者だ。俺たちに対する。だから俺たちは被害者。でも、完全な被害者は、たぶん俺(監督)だけ。俺がお前訴えたらどうする?」

「俺の仲間の弁護士たちに、俺が『被害を受けた』っていって訴えたらどうする?」

『スッキリ』の謝罪とは真逆の言動に、ネット上では批判が殺到。怒りの矛先は、番組にも向いている。

《おいおい、スッキリはどうするんだこれ? 監督テレビで謝罪していたけど、裏じゃ生徒を恫喝してるじゃねーかよ》

《これ監督が辞めなかったら加藤が辞めるパターンやな。完全な恫喝じゃん》

《スッキリはもう一度この音声込みで監督を呼んでくれ。じゃないと視聴者は誰も納得しないぞ》

《暴行だけだったのに脅迫がプラスされましたね。音声録音してた人、危機管理能力高いな》

《監督がテレビに出て涙を浮かべて謝罪した、というニュースだけ読んだ人は「監督かわいそう」って思ってる。スッキリふざけんなよ》

さらに、同校サッカー部OBなどからも、過去の暴力事件などが続々と報告されており、中にはコーチからビンタされて鼓膜が破れた生徒もいたという。

「現在、ネット上では段原監督に対する非難の声が相次いでいます。全国放送の番組では、涙ながらに頭を下げていた監督ですが、裏では法律のことなど詳しく知らない高校生に対して法的措置をチラつかせて脅していたわけですから言語道断。ユルい取材で〝恫喝音声〟の存在にたどり着けず、監督の意見だけを垂れ流した『スッキリ』にも批判が集まるのも仕方ない。番組は、この〝恫喝音声〟を検証した上で、再度、段原監督にコメントさせるなど、何らかの対応が必要になってくるんじゃないでしょうか」(ネットライター)

なんとも〝スッキリ〟しない展開だ。

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