4月21日、俳優の髙嶋政宏が、木曜パーソナリティーを務めるフジテレビ系の情報番組『ポップUP!』を欠席した。
番組冒頭、MCを務める同局の佐野瑞樹アナウンサーが、「木曜パーソナリティーの髙嶋政宏さんは、出演舞台が公演中のためお休みとなります」と説明。ただ、収録済みだったロケのコーナーにはVTRで出演していたが…。
「髙嶋は、同じ舞台を理由に7日の放送も欠席。このときもVTRだけで出演していましたが、その内容が〝セクハラ〟だとして炎上しています」(放送担当記者)
そもそも、番組がスタートしたばかりなのに、なぜこんな事態になっているのか。
「完全なスケジュールの調整ミスです。一部で報じられているように、統括していたチーフプロデューサーが、〝上司のパワハラ〟が原因で番組スタート直前になって交代。そのまま見切り発車のような形になってしまったのが原因とされています」(他局のスタッフ)
19日には火曜日のパーソナリティーを務める俳優の三浦翔平も発熱のため欠席。21日には新型コロナウイルスに感染したことを発表している。
“爆死”でもすぐにテコ入れしない理由
三浦の病欠は運が悪いとしか言いようがないが、まさに踏んだり蹴ったり。視聴率も連日〝爆死〟が続いている。
「4月4日の放送初日が、これまで最高の平均世帯視聴率で3.6%でした。翌日以降は1%後半から2%台前半を行ったり来たり。番宣で『ポップUP!』に出ても、まったく宣伝効果がないため、今後はフジのドラマの出演者にオファーしても断られるんじゃないかとまで言われています」(前出・放送担当記者)
フジテレビの金光修社長は、15日の定例会見で同番組について言及。
「新番組、特に帯番組は視聴習慣がついていない。最初の数字で一喜一憂するつもりはない。出来るだけ早く上がって行くことを期待したい。今の段階で、数字でどうこう言うことはない」
ここまで〝爆死〟続きでも、すぐにテコ入れする考えはなさそうだ。それには理由があるという。
「同じ枠の前番組で、坂上忍がMCを務めていた『バイキング』も、スタート当時は視聴率が低迷。内容も定まらなかったが、坂上を中心に時事ネタを討論するスタイルにしてから視聴率が安定し始めた。『ポップUP!』の制作サイドも、いざとなったらロケコーナーなどをやめて、討論スタイルにチェンジすればいいと思っているようです」(前出・放送担当記者)
討論スタイルは、坂上のようなMCだからこそ成立したウルトラCだった。果たして、坂上の役目を誰にやらせるつもりなのか。
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