石川県能登半島周辺で群発地震が続いている。政府の地震調査委員会によると、3月に観測された震度1以上の地震は22回で過去最多だった。
地震の原因について詳細は分かっていないが、地震調査委員会では地下の深さ十数キロの場所に水が流れ込み、地殻変動などにつながっている可能性があるとしている。
能登半島といえば、昨年9月に震度5弱の強い揺れを観測し、一昨年3月も震度5強を記録した。
武蔵野学院大学特任教授(地震学)の島村英紀氏の見解はこうだ。
「私は、地下で何かが起こっている原因は水ではなく、マグマだと思います。能登半島には火山はありませんが、西日本火山帯に属している。そういう例は過去にあるのです」
島村氏が指摘する例は、長野県の松代群発地震(1965年)である。
「この群発地震は、火山地帯でもない場所に地下からマグマが上がって来て起こしたものだった。そして、マグマは途中で冷えて固まってくれた。大量の水は、マグマが地下深くから運んできたものだったのです。年に5万回もの有感地震に地元住民はピリピリしていた」(同)
マグマが地下でくすぶっている…
北海道・函館市郊外にある湯の川温泉沖の津軽海峡でも、1978年から群発地震が起きている。
「このときは、一度終わったように見えた群発地震が再発したんです。そして、終わるまで4年もかかりました。震源は沖なのに函館では計38回もの有感地震を感じた。これも上がってきたマグマが起こしたもので、マグマは途中で止まったと考えられています。このように近くに火山がないからといって安心してはいけないのです」(同)
世界的に見ても、火山があると思われていなかった地域で突然、噴火が始まるのは決して珍しいことではないという。
「能登半島の群発地震については、南海トラフにつながる前兆かもしれませんが、これから大地震が発生する可能性があるとしか言えないのです」(同)
Xデーは差し迫っている。
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