女優・上野樹里の快進撃が止まらない。
今やドラマ界で引く手あまたの人気を誇る女優として大きな注目を集めている。実際にこの3年間だけ見ても、上野の活躍には目を見張るものがある。
2018年の主演ドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系)、19年、ヒット作となった『監察医 朝顔』(同系)は平均世帯視聴率で12.6%を記録している。さらに翌年、続編となった『監察医 朝顔』第2シーズン(同11.5%)でも好調さを継続し、ドラマ界で〝数字が取れる女優〟という評価を得ているのだ。
「彼女の評価を決定づけたのが『テセウスの船』(20年、TBS系)です。共演する竹内涼真の拙い演技を見事にフォローした。世帯視聴率13.4%は上野のおかげ」(ドラマ関係者)
実は、昨年度もフジテレビとTBSの2局でドラマ制作が内定していた上野。しかし、沈静化しない新型コロナの影響で、企画がとん挫してしまったという。数々のテレビ局でヒットドラマを手掛けてきたプロデューサーは、上野についてこう懐かしむ。
大きな転機は和田唱との結婚
「かつての上野はいきがっていたというのか、ものすごく生意気で扱うのが大変だった。先輩俳優にタメ口、監督のオーダーにもなかなか従わない。映画『キラー・ヴァージンロード』(09年)で共演した岸谷五朗も『本当に本当に大変だった…』と思わず本音を漏らしている。一時は他の俳優から共演NGに指名されるなど四面楚歌状態だったんです。裏では〝珍獣〟と呼ばれていた」(事情通)
上野に大きな転機をもたらしたのは結婚だ。
「ミュージシャンの和田唱と結婚してからです。女優として、ひと回り大きくなったというのか…。演技が別人かと思うほどうまくなったんです。上野の場合、お世辞にも美人やセクシーという範疇の女優ではない。現在のオファーも演技力を期待するドラマスタッフからばかりです」(同)
そんな上野は18年近く所属していた芸能プロダクション『アミューズ』からの独立を発表した。今後は個人事務所を立ち上げ、女優活動を継続していく。
「独立するきっかけは、ここ最近の上野ブームです。自信がついたようです。また、上野はギャラに関して大幅ディスカウントするつもりのようです。これまではアミューズの庇護下ということもあり、1本180万円~ですが、今後は80万円~にするというのです。増々オファーが殺到するはずです」(同)
4月19日からスタートするドラマ『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』(TBS系)も前評判は上々。再ブレークした上野から目が離せない。
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