発売中の『週刊女性』がスクープした映画監督・園子温氏の〝性加害〟疑惑が意外な展開を見せている。
同誌によれば、被害者の1人である女優を「俳優T」が紹介する形で園監督に引き合わせたと報じられているが、そのT本人が実名で名乗り出て、謝罪動画をアップしたのである。
「アクション俳優でユーチューバーの坂口拓です。彼は、園監督の名前は出していませんが、動画の中で『10年前のこととはいえ、不快な思いをさせた方がいるのであれば、この場を借りて謝罪したいと思います』と詫び、若手俳優を飲み会に誘っていたことを認めています。ただ、坂口は応援したい若手の役者たちが、映画界の関係者と縁が繋がればいいと思ってやったことで、後ろめたい思いは一切ないと釈明しています」(芸能記者)
JAC出身の坂口は、各種格闘技にも精通。女優・清野菜名のアクションの師匠としても知られている。
「清野は、園監督の『TOKYO TRIBE』という映画でヌードにも挑戦。その潔さが認められ、人気女優の仲間入りを果たしました。坂口が紹介した被害者が清野というわけではないでしょうが、映画に推薦するなどの働きかけはあったかもしれない」(芸能記者)
千秋も「脱ぐのは嫌だった」
園監督の作品に出演した吉高由里子は、ツイッターでこうつぶやいた。
《はぁ…なんか そんな件で 名前を聞きたくなかった方々が…よくない。優越ある地位を利用して夢に向かう姿を欺くなんて。本当に残念 被害者の方は 名前を見るだけで 深く長く強く苦しむんだから 悲しいや そんな世界だと思われてしまう 真摯に熱意をもって 作ってる方達に失礼です》
タレントの千秋も、2014年6月のツイートが発掘され、話題になっている。
《事務所も勿論知らないし初めて言うんだけど、デビュー前の素人時代に園子温監督にスカウトされたことがあるんだが、監督は覚えてないだろうな。中野の事務所に行った事がある。あの時の呪いなのか、わたしは未だに映画というものに出れた事がない。無縁極まりない。でも脱ぐのはやだったんだ》
4月6日に放送されたTOKYO MXの『バラいろダンディ』に出演した遠野なぎこは、「おそらくね、これから頑張ろうっていう子たちだから、芸能界のことを何も分からずに、我慢すれば役をもらえるんだって思っちゃった子たちもいっぱいいると思うんですよね。この監督に限らず」と指摘。橋本マナミも、「仕事をエサに女性を誘う」こと自体がダサいと斬って捨てた。
園監督は、一連の騒動を謝罪した上で、《今回の週刊誌報道の記事については事実と異なる点が多く、自分自身以外への関係者にも多くのご迷惑がかかっていることを考慮し、代理人を通じて、しかるべき措置をとって参る所存です》と法的措置をチラつかせているが、女優たちからこれだけ総スカンを食ってしまえば、事実上、今後は映画を撮ることが困難になりそうだ。
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