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JRA重賞『桜花賞』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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過去10年、前哨戦別に見ると、本番と同コースのチューリップ賞組が【5・7・6・29】と馬券圏内の過半数を占めているが、着順に関して極端な偏りは見られない。

チューリップ賞で連対を外した馬でも【3・4・4・17】と、本番で変わり身を見せるパターンが珍しくないので、警戒しておきたい。

★軸馬=ナミュール
ここまですべてマイル戦を走って4戦3勝、いずれも33秒台の上がりを計時しているナミュール。唯一の敗戦は阪神JFで、出遅れて道中もやや掛かり気味になってしまい、最後は強引にインを突かざるを得なくなってしまったレース。そうしたちぐはぐな競馬となりながらも勝ち馬から0秒2差の4着と、負けてなお強しを印象づけた。スタートを決めた前走のチューリップ賞は、後続に1馬身半差をつける完勝で世代トップの実力を披露している。横山武史騎手とも2戦目で、コンビネーションはさらにアップするはず。桜の女王の座に最も近いのは、この馬だ。

★相手=サークルオブライフ
2歳時はアルテミスS、阪神JFと重賞2勝を挙げ、JRA賞の最優秀2歳牝馬にも選出されたサークルオブライフ。前走のチューリップ賞3着は、直線で馬群の外に出す安全運転で、いかにも休み明けのトライアルといったレースぶりだった。過去10年、阪神JFの勝ち馬は桜花賞で【1・3・1・4】。1着こそ昨年のソダシだけだが、過半数が馬券絡みを果たしている。ひと叩きして上積みもありそうで、ここも上位争いに絡んでくること必至。

★相手=ナムラクレア
前走のフィリーズレビューでは、最後まで脚色は衰えず、ゴール間際まで詰め寄ったナムラクレア。そのフィリーズレビューは1番人気で2着だったが、同レースで1番人気に推されて連対していた馬は、過去10年の桜花賞で【1・0・2・1】と好成績。芝1200~1400メートルが①①②②着に対して、芝1600メートルは③⑤着と、距離に対してやや不安はあるものの、ロスなく運べるようなら上位に食い込む可能性も十分だ。

休養明けでも侮れないラブリイユアアイズ

★相手=ラブリイユアアイズ
阪神JFは8番人気の低評価を覆して2着に激走したラブリイユアアイズ。父のロゴタイプ、母の父のヴィクトワールピサともに皐月賞を勝っており、春のクラシックに合う血統だ。ここまで4戦して連対を外したのは、出遅れた前々走の京王杯2歳Sの3着だけ。阪神JF以来4カ月の休養明けとなるが、馬体がひと回り大きくなって成長を感じる。

★相手=ウォーターナビレラ
デビュー3連勝で臨んだ阪神JFでは3着だったウォーターナビレラ。上位2頭の切れ味に屈した形となったが、前で立ち回れる強みもある。本番はそのあたりに活路を見出したい。前走のチューリップ賞は8キロ増と、先を見越した仕上げで、レースでは掛かる面も見られた。ひと叩きして絞れてくれば侮れない。

★相手=プレサージュリフト
ここまで2戦2勝で、今回のメンバーでは唯一の無敗馬として臨むプレサージュリフト。前走のクイーンCは、着差こそクビだったが、昨年10月の新馬戦以来3カ月半ぶりの実戦で、馬体重が12キロ増だったことを考えれば悪くない。相手は強くなるものの、キャリアが浅い分、伸びしろもあるはず。

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