社会

『洋服の青山』が『ダイソー』に“衣替え”~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

業績の悪化で閉店を余儀なくされた『洋服の青山』(青山商事)の跡地に、100円ショップ大手の『ダイソー』(大創産業)が続々と出店。現在、北海道から沖縄までの各地に、青山併設店舗や不採算店舗をリニューアルした単独店舗など、約140店舗を展開している。

「店舗は『ダイソー&アオヤマ100YEN PLAZA』と名付けられ、青山商事と大創産業が2016年に合弁で設立した『(株)青五』が運営しています。この社名の由来は、青山商事創業者の青山五郎氏から来ている。基本的に取り扱う商品は直営のダイソーと同じですが、原則として100円超の高額商品は取り扱っていません。主婦層を意識した生活密着型の商品構成が特徴です」(流通ライター)

テレワークでスーツ離れは深刻

オフィスのカジュアル化によるスーツの需要低下に加え、新型コロナウイルスの感染予防を目的とするテレワークの増加で、さらにスーツ離れが加速した。

青山商事は難局を乗り切るために、従来とは違った事業を展開し始めた。中でも力を入れているのが、コロナ禍でも右肩上がりのダイソーへの〝衣替え〟で、今後もしばらくこの動きは止まらないだろう。

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