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元『KAT-TUN』田中聖と赤西仁…“ジャニーズ問題児”の数奇な運命

(画像)ViChizh / shutterstock

ジャニーズ事務所の『KAT-TUN』元メンバー・田中聖容疑者が、2月24日に覚せい剤取締法違反容疑で愛知県警に逮捕された。

田中容疑者同様に〝ジャニーズの問題児〟と呼ばれていた元メンバーの赤西仁は、それとは真逆にアーティストとして活躍している。

もともと『KAT-TUN』は、当時、ジャニーズ事務所の副社長だった藤島ジュリー景子氏(現社長)がマネジメントを担当。とりわけ、赤西はジュリー氏に目を掛けられていた。

「ジュリー氏の熱の入れように、他のメンバーとの折り合いが悪くなり、赤西は2006年にロスへ語学留学した。しかし、たった半年で帰国。以降、マネジメント不能状態になりました」(音楽ライター)

赤西は『赤西軍団』なる徒党を組み、東京・六本木や西麻布のクラブに入り浸る姿を頻繁に目撃されるようになった。

「赤西軍団のメンバーは山下智久、錦戸亮のほか、俳優の城田優、プロテニス選手の宮尾祥慈、宮尾の恋人だった元艶系女優の倖田梨紗らがいた」(芸能記者)

“疑惑の目”が向けられた赤西仁

しかし、08年に宮尾と倖田が、大麻取締法違反(所持)の疑いで関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕されたことで、赤西に対しても疑惑の目が向けられた。

10年7月、赤西は『KAT-TUN』を脱退。12年2月に女優の黒木メイサと電撃結婚したが、事務所には事後報告だったことでシコリが残り、14年3月、追われるように退所した。

「業界から干されると思われたのですが、中国最大のSNS『ウェイボー』にアカウントを開設。フォロワー数が130万人を突破した。国内でも錦戸と組んだ共同プロジェクト『N/A』が大成功。2人の子どもに恵まれ夫婦仲も円満です」(音楽関係者)

一方の田中容疑者は3月8日までに「(覚せい剤は)自分のものです」と容疑を認め〝完落ち〟。

「薬物の常習性もあり、芸能界復帰は絶望的でしょう」(スポーツ紙記者)

皮肉にも〝ジャニーズの問題児〟と呼ばれた2人の明暗は分かれた。

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