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わくわく『地方競馬』情報~第68回桜花賞/第67回ダイオライト記念

『地方競馬』情報
『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

3月17日、待ちに待った2022年のクラシック戦線が開幕する。まずは南関東牝馬クラシックの緒戦を飾る『第68回桜花賞』(SⅠ)が、浦和競馬場にて開催される。

1955年に創設され、60年までは牡牝混合で行われていたが、現在は牝馬限定のクラシック第1弾として、数々の名牝が歴史にその名を刻んできた。

特殊なコースで知られる浦和競馬場。直線210メートルの小回りコースで、先行馬が圧倒的有利という特性を持つ。逃げ馬の成績を過去10年でさかのぼると【5・2・0・3】と勝率5割、連対率7割にもなる。18年にプロミストリープが6番手から差し切っているが、基本的には先行していないと勝つのは難しい。

桜花賞トライアルのユングフラウ賞との結びつきは強く、ユングフラウ賞1着馬の桜花賞の成績は【1・0・1・5】でぱっとしないが、過去10年の桜花賞1~3着馬30頭のうち21頭がユングフラウ賞出走馬。3コーナーポケットからスタートし、レースが始まるとすぐに4コーナーを回る特殊なコースだけに、コース経験の有無が勝敗を大きく左右する。

JRAトップホースが参戦するダイオライト記念

さて3月23日は、船橋競馬場にて歴史ある長距離重賞『第67回ダイオライト記念』(JpnⅡ)が開催される。56年に1800メートル戦としてスタートし、度重なる距離変更を経て76年から2400メートルの長距離戦に定着。2200メートル以上のダートグレード競走は、JRAを含め全国でダイオライト記念のみ。さらに、実績馬が出走しやすい定量戦(4歳55キロ、5歳以上56キロ、牝馬2キロ減)なだけに、全国のトップホースがこのレースに照準を合わせてやってくる。

JpnⅡながらレベルの高いレースが繰り広げられ、JRA勢が昨年まで12連勝中。さらに、過去10年の3着以内馬を見ても、JRA勢24頭に対し地方馬6頭。圧倒的にJRA勢が優勢だ。今年もヴェルテックス、ケイアイパープル、ダノンファラオ、メイショウカズサ(すべて栗東所属)らトップホースがJRAから参戦予定。年に一度、ダイオライト記念のみで使用される2400メートルコースを舞台に、今年もハイレベルな戦いが繰り広げられそうだ。

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