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『まともな恋愛経験なしでマッチングアプリに挑戦したら事件だらけでした』著者:チカポン〜話題の1冊☆著者インタビュー

まともな恋愛経験なしでマッチングアプリに挑戦したら事件だらけでした著者:チカポン/KADOKAWA

『まともな恋愛経験なしでマッチングアプリに挑戦したら事件だらけでした』KADOKAWA/1265円

チカポン(チカコホンマ)
吉本興業所属のお笑い芸人。千葉県出身、1994年生まれ。2013年、大阪NSCへ36期生として入学し、現在よしもと新潟県住みます芸人として活動している。「チカポン」名義でYouTubeチャンネルも開設しており、登録者数は18万人を超える。

――マッチングアプリで今まで何人くらいと出会ったのですか?

チカポン ざっと30人くらいです。プロフィルは、簡単に言うと「こいつヤバそう」と直感で思わせないように、「全力の普通」を心がけていました。そして、他の女子と差別化を図るために内面でも勝負しようと思い「お酒好き・人見知りしない」をアピールしていましたね。写真に関しては、肌加工以外はしませんでした。

カフェで友達に撮ってもらった「リアルでもそこそこ充実してる」風の正面写真や、「ちゃんとお洒落には気を使ってるで」風の全身写真をよく使っていました。「盛る」なんて言語道断。アプリ婚活は、画面上での情報しか手に入らないので、あくまでも自然体にするのがキモなんです。〝第三者委員会〟を設け、友人に「この写真はどう?」と、最終チェックをしてもらっていました(笑)。

モテる秘けつは絶対に卑屈にならないこと

――本書にはかなりクセの強い男性が登場しますね。今までで一番印象に残っているのはどんな人ですか?

チカポン ぽっちゃり好き男子との合コンで、フライドポテトを頼みました。すると、目の前に座っていた男性が「女って芋好きだよな~! 芋は戦時中の食べ物だろ!」と突然、キレたのです。そのとき、私の中で時速100キロメートルで衝撃が走り抜けました。解散するときも、芋さん(仮)が、わざと女子たちの前で「男性同士でライン交換しよ」と言い放ち、去っていきました。今でも、合コンでフライドポテトを頼むときは、少し指先が震えます(笑)。

――ポチャ好き男性にかなりモテそうですね。

チカポン 圧倒的抱擁力、他の追随を許さぬわがままボディー、周りよりも質量が多い分、愛せる面積も多い(過去にポチャ専男子に言われました)ところが魅力だと、思っています。モテる秘けつとしては、絶対に卑屈にならないこと。これに関しては体型などは関係ないのかもしれませんね。

――本書に登場する〝元カレ〟のことが心残りのようですが…。

チカポン 彼に出会わなければ、今の私はいないので、心から感謝しています。そして、あまり大きな声では言えないのですが、会いたいですし、彼を思い出すたびにヨダレの分泌量が増えます。

最近流行りのツイッター婚活を始めたのですが、私は顔を出すことができないので、苦戦しています。「反省はしてもいい。ただ、後悔はしない」をモットーに、今年こそは本業のお笑いと恋愛をダブル成就できたらなと思っています。そして「ぽっちゃり婚活成功日記」を執筆できたらいいですね。

(聞き手/程原ケン)

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