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東出昌大“クズ男ぶり”を舞台で再現…空席目立った千穐楽リポート

東出昌大 (C)週刊実話Web

2月13日の午前中。黒いコートを身にまとった男は、へこみや擦り傷の目立つ青色の国産車を自ら運転し、東京・下北沢にある劇場へと向かっていた。

30分前に楽屋に入る役者も珍しくない演劇の世界で、3時間以上前から現場入りするというのだから、男の仕事に懸ける情熱が如何ほどか、説明するのは野暮というものだろう。

この日、千穐楽を迎えた舞台『悪魔と永遠』で主演を務めた男の名は東出昌大。189センチの長身と、ベビーフェイスのギャップで世の女性の心を掴み、一時は若手俳優の中でもトップクラスの人気を誇った。

NHKの朝ドラ『ごちそうさん』(2013年)での共演を機に、日本を代表する俳優・渡辺謙の娘、杏と結婚。3人の子宝にも恵まれ、順風満帆な芸能生活を送っていたが、若手女優の唐田えりかとの不倫が発覚、東出の人生は暗転する。

「芸能活動自粛に追い込まれ、CMなどの違約金も発生。杏とも離婚し、養育費も月に1万円しか払えないと報じられ、さらなる大バッシングを浴びました」(スポーツ紙記者)

それでも、所属事務所の『ユマニテ』は東出を見捨てず、再生の道を模索していたが…。

「昨年10月にハーフ美女の新恋人を広島の撮影現場に呼び出し、宿泊先のホテルに連れ込んでいたことをスクープされ、〝懲りない男〟のレッテルを貼られた。ただでさえ、不倫と養育費問題で女性ファンが離れていたところに追い打ち。致命的なダメージとなりました」(同・記者)

とはいえ、前述の舞台には妙齢の女性ファンが駆けつけ、終演後はスタンディングオベーションも起こっていたという。

本人の人生とリンクする散々な舞台…

「千穐楽の日曜日でも満席とはいかず、空席が目立っていましたね。〝結婚が最大の出世作〟と言われるだけあって、演技は棒読みばかりで大根役者そのもの。14年公開の映画『クローズEXPLODE』でもセリフがすべて棒読みで大根っぷりが話題になっていましたが、全く成長していませんでしたね」(実際に舞台を観劇した映画ライター)

実はこの舞台、東出のスキャンダルにインスピレーションを得た演劇関係者が脚本を書き下ろした〝当て書き〟の作品だった。

「シャブ中の女性と無理心中をしようと試みるも、1人生き残る男性役。その後、服役を終えて社会復帰するも、自身の前科を職場の仲間にバラされる。最終的には付き合っていた女性にも見放されるという役柄でした」(同・ライター)

現実でも、東出は事務所から見放された。この舞台を務め上げた翌日、ユマニテから契約解除されたのだ。

同社は、異例の『声明』を発表。その中には厳しい文言が並んでいた。

《東出昌大の俳優としての再生の可能性をいつか見つけられるかもしれないという思いでした。(中略)しかし 昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。
その時 私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした》

「ユマニテは、アカデミー賞にノミネートされた映画『ドライブ・マイ・カー』で話題の三浦透子の所属事務所です。業界内では、東出が落ちた代わりに三浦がスターダムにのし上がった、なんて言われています」(前出の映画ライター)

妻からも事務所からも三行半を突きつけられ、地獄へと突き落とされた東出がドライブする先とは――。

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