2月11日、「『三井不動産スポーツアカデミー』オンライントークイベント」が開催。特別講師としてプロフィギュアスケーターの安藤美姫が登壇し、参加者の小学生からの質問や今後の目標について答えた。
三井不動産は 2016 年から「BE THE CHANGE さぁ、街から世界を変えよう。」というスローガンを掲げており、本プロジェクトは、一流アスリートと直接触れ合う体験を通して、地域や人々のコミュニティー活性化を目指したものとなっている。
ちょうど前日の10日に開催された北京五輪・男子フィギュアの結果について安藤は、「日本は世界に誇る強豪国と言われていますが、結果も上位を占める素晴らしい成績を収めたと思います。18歳の鍵山優真選手は、ほぼ完ぺきな演技を滑る精神力が素晴らしいと思いました。お父様の力も影響していたのかも。質のいいジャンプでした」と振り返った。
続いて小学生から「憧れ・尊敬しているスケーターは?」という質問が寄せられると、「スケートが分かるようになってからは、ミシェル・クワン選手です。彼女の滑っている姿を鮮明に思い出せますし、人の心に訴えかける何かがあると思います」と笑顔で答えた。
「気持ちの切り替え方」については、「練習を本番だと思って練習する逆の考えや、試合と思わない発表の場と思えば楽なのかな。誰しもが最初からできるわけではない。大人になっても挑戦することに意味があるので、失敗するのはいいこと。学びがあると思ってほしい」と力強く語った。
スケーターとしての夢を忘れない安藤美姫
また、北京五輪スノーボードで初の金メダルを獲得した平野歩夢選手については、「面識はないですが、素晴らしいアスリートですよね。メダル候補で夏にも挑戦し、二足のわらじでアスリートとしてウィンターとサマーのオリンピックに挑戦できるのは数が少ない。次のサマーも挑戦してメダルを取ってほしいです!」と期待を込めた。
最後に、今後の目標として、「介助犬のアンバサダーやスペシャルオリンピックスというドリームサポーターのような活動をしてみたい。あと、今はスケーターとしての夢を叶えていないので、それに向けて、自分のスケートリンクを建てたいですね。そこでオリンピアを育てたい」「車いすパフォーマンスやパラリンピックで種目を考えていきたいと思っています。そうすれば、全ジャンルの人にフィギュアを楽しんでもらえるので」と夢を語った。
現役引退後も、1児の母親として振付師やバラエティー出演など、多岐にわたり活動している安藤。これからも人々に夢を与えてほしいものだ。
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