社会

東急ハンズ“買収”の衝撃~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

コロナ禍による業績悪化で、東急ハンズがホームセンター(HC)業界首位のカインズに買収された。

カインズの創業は1989年。群馬県のローカルスーパーだった『いせや(現ベイシア)』のHC部門が独立した会社で、ワークマンなどとともにベイシアグループを構成する。

「コロナで家にいる時間が増え、ガーデニングやインテリアに関心を持つ人が多くなったことから、HC各社は大半が業績好調です。ところが、東急ハンズは都心店舗が中心のため、百貨店同様に人出の減少がそのまま業績悪化につながりました」(経済ライター)

春から新しい“ハンズ”の誕生!

同社の親会社である東急不動産は、自力再建を諦めて売却を決断。入札でカインズに引き受け手が決まった。3月31日付で東急ハンズはカインズの100%子会社となり、社名から「東急」の文字が外れる予定だ。「東急ハンズ」という店舗名についても、いずれは新しい店名で営業することが決まっている。

都心型の東急ハンズと郊外型のカインズという、全く異なる2つが組み合わさることで、どのような相乗作用が生まれるのか、今後に要注目である。

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