〇横綱 ドウデュース
〇大関 イクイノックス
〇関脇 キラーアビリティ
〇小結 ドゥラドーレス
〇前頭一 ジャスティンパレス
〇前頭二 ジオグリフ
〇前頭三 オニャンコポン
〇前頭四 ラーグルフ
〇前頭五 デシエルト
2歳GⅠ馬は2頭いるが、ここは無傷のドウデュースを横綱としたい。朝日杯FSでは、直線半ばで他馬に寄られながらも怯むことなく伸びて差し切り勝ち。3戦3勝は、クビ差、クビ差、半馬身差と、大きく離してはいないものの、ゴール前の勝負強さは光る。また、新馬戦、アイビーSのデビュー2戦はいずれも1800メートル。春のクラシック戦線に向けて、マイルを超える距離で結果を出しているのも評価できる点だ。
大関はイクイノックス。東京スポーツ杯2歳Sは、直線半ばから一気の末脚でまとめてかわし去り、後続に2馬身半差をつける圧勝劇。2着のアサヒは未勝利勝ち直後、3着のテンダンスが次走の京成杯で5着だから、メンバーは軽めだったとはいえ、勝ちタイム1分46秒2、上がり32秒9ともに優秀だ。春は皐月賞に直行。トップクラスとの対戦で、どこまで持ち味を発揮できるかがポイント。
キラーアビリティは、2000メートルでは2戦2勝。小倉での未勝利戦が1分59秒5で2歳レコード、ホープフルSが2分0秒6で、このレースが重賞になって以降の最速タイムと中身も濃い。こちらも次走は皐月賞へ直行の予定。
群雄割拠の牡馬戦線!
東京開幕週のセントポーリア賞(芝1800メートル)で、衝撃の走りを見せたのがドゥラドーレス。未勝利戦をレコード勝ちしていたウィズグレイスを、直線で並ぶ間もなくかわしていった脚は迫力があった。父は二冠馬ドゥラメンテ、母はクイーンC3着、チューリップ賞4着など早い時期から活躍したロカ。血統的にもクラシック向きだ。
前頭筆頭としたジャスティンパレスは、ホープフルSが0秒2差の2着。上がりは勝ち馬を上回っており、位置取りの差が出た形。ディープインパクト産駒で、伸びしろはありそう。
ジオグリフは、札幌2歳Sが強かった。朝日杯FSは直線で他馬に前をカットされる不利もあっての5着なら悲観する必要はない。母アロマティコは秋華賞、エリザベス女王杯で3着の活躍馬。まずは出走予定の共同通信杯に注目だ。
三枚目のオニャンコポン、四枚目のラーグルフは、いずれも中山芝2000メートルのOPクラスで勝利。皐月賞の台風の目になる可能性も。
デシエルトは、ダート1800メートルで無傷の2戦2勝。エアグルーヴの母系なら芝でも走れるはず。期待も込めて五枚目に挙げておく。
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