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JRA重賞『東京新聞杯』(GⅢ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手3頭!

(C)JRA
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過去10年、1番人気馬は【1・0・2・7】、2番人気馬は【1・0・1・8】。それぞれ1勝のみと、非常に心許ない状況となっていて、上位人気2頭が同時に馬券圏内に入ったことは1回もない。その割に、3連単10万円オーバーは4回しか出ていないが、これは、10番人気以下の馬券圏内が2回しかないため。

3~6番人気が健闘しているので、そのあたりのゾーンの馬は注目しておくと面白そうだ。

★軸馬=ファインルージュ
ここまで7戦して【3・2・1・1】と安定しているファインルージュ。着外はオークス(11着)で、2400メートルの距離が長かったか。それ以外はすべて2000メートル以下で、大崩れなく走っている。今回のマイル戦でも、フェアリーSを勝ち、桜花賞でも1分31秒2で走破し3着(勝ったソダシとは0秒1差)と、実績がある。牡馬の一線級との対戦は初めてでも、突破するだけのポテンシャルは秘めていそう。ルメール騎手とも3戦2勝2着1回と相性は上々だ。

★相手=ホウオウアマゾン
昨秋から上の世代に挑戦し、スワンS3着、マイルCS5着、阪神C2着と、しっかり結果を出してきたホウオウアマゾン。逃げても控えても競馬ができるので、ここも他馬の出方を見ながら流れに乗っていく形になりそう。大崩れは考えにくい。これまで【3・3・1・3】で3戦の馬券圏外はすべてGⅠ。相手関係を考えてもここはチャンスだろう。

カテドラル=ハーツクライ産駒の相性良し!

★相手=カラテ
昨年のこのレースの勝ち馬カラテ。直線で前が壁になるような場面もありながら、うまく馬群をさばいてゴール前の伸びにつなげた菅原騎手の手綱も光った。勝ちタイム1分32秒4もこの時期の芝を考えれば速い。それ以降も、GⅠの安田記念こそ13着だったものの、関屋記念2着、京成杯AH5着、ニューイヤーS1着と堅実な走りを見せている。そのニューイヤーSでは、別定で唯一の58キロ。スローペースで先行馬が残る展開を、メンバー中最速の上がりで差し切り勝ちを決めた。昨年は3勝クラスを勝って臨んでいたが、今回もOP特別勝ちから連覇を狙う。

★相手=カテドラル
昨年のこのレースは、メンバー中2位タイの上がりで追い込み2着だったカテドラル。それ以降の5戦は②⑫②①⑨着という成績だが、連対した3戦は京成杯AHなどのGⅢで、大敗している2戦は安田記念(12着)とマイルCS(9着)。GⅢの今回は、しっかり馬券圏内に走ってくれるはず。過去10年、ハーツクライ産駒は、昨年のこの馬の2着も含めて【1・2・1・1】と抜群の相性を誇っている点も心強い。

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