市川海老蔵の新作歌舞伎『プペル~天明の護美人間~』が大コケ。空席も目立ち、値下げしても売れなかったと『女性自身』などが報じている。
「同作は、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が手がけた絵本『えんとつ町のプペル』に惚れ込んだ海老蔵が、自らオファー。歌舞伎用の原作や脚本も西野が担当し、長女の市川ぼたんや長男の勸玄まで引っ張り出した海老蔵渾身の作品です」(芸能記者)
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ところが、予想外の不入り。一部ネット民から〝教祖扱い〟を受けている西野の信者(ファン)以外は客がほとんど入らず、赤字も噂されているというのだ。
実際に観劇したという講談師の神田伯山は、ラジオで一定の評価をした上で、「カーテンコールが6回もあってしつこい」とか、西野の信者がスタンディングオベーションを送っていたが、「俺は意地でも立ち上がらなかったけど。それほどではないよ、っていうのは正直思ったから」とピシャリ。さらに、「カーテンコールのときは新興宗教の祭りみたいな感じ」とディスっていた。
「SS席の値段が3万円だったそうです。これは、通常の歌舞伎座で最も高い席の倍近い値段。安い席は早々に完売したが、1万円以上の席の売れ行きが悪かったと報じられています。つまり、西野の信者の文化的なレベルと懐事情が知れる結果になったと言えそうです」(前出・芸能記者)
「白塗りのおじさんが演じても…」
絵本は70万部を突破、映画アニメ版も観客動員170万人、興収24億円オーバーの大ヒットとなったが、ネット上では「西野の信者たちが何度も劇場に足を運び、チケットを周囲にばら撒いたおかげ」だと叩かれている。
今回の歌舞伎版の「興行失敗」報道にも、ネット民がすかさず反応した。
《歌舞伎ファンには聞いたことも観たこともない題材。つまりそんな知名度が低い題材を選んだ時点で戦略ミス。西野ファンしか行かない。西野ファンは歌舞伎の高い席を買うほど余裕ないということかと》
《この情勢の中だが、ワンピースとプペルを同格かと錯覚した時点でセンスが無かった》
《海老蔵さんに経営の才能はないですね。原作の購買層の調査も必要です。ワンピースは大衆、プペルは信者とアバウトに分けることもできると思います》
《プペルとかナウシカとかワンピースとか無理矢理歌舞伎にしてしまうけど…白塗りのおじさんが演じてもアニメの世界観をぶち壊すだけ、怒られるかも知れないけど正直気持ち悪い》
ネット民の指摘通り、歌舞伎では少年漫画『ONE PIECE』を舞台化した「スーパー歌舞伎」などがヒットしており、海老蔵も〝何匹目かのドジョウ〟を狙ったのだろうが、組んだ相手が悪かったようだ。
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