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阪神・矢野燿大監督の“フライング辞任”にファン大騒ぎ「意図が理解できない」

阪神甲子園球場
阪神甲子園球場 (C)週刊実話Web

阪神タイガースの矢野燿大監督が、今シーズン限りで退任することを明らかにした。矢野監督は1月31日にキャンプ地である沖縄・恩納村内のホテルでリモート会見を行い、その場で「今シーズンをもって監督は退任」と表明した。

決断した経緯について矢野監督は、「(昨シーズン中の)続投要請を球団からしてもらっていたときに、自分の中でもいろいろ考えることも多くて、決めたのはもちろんシーズン終わってからですけど、まあ何が一番チームにとっても、選手にとっても良いのかなという中で、そういう決断に…」と、早い段階から決めていたことを明らかにした。

前代未聞のキャンプ前の退任表明に、野球ファンは大騒ぎ。ツイッターでは、

《このタイミングなのは後任探しを早くからできるようにか それともプレッシャーやら何やらとかあってのことか とにかくあと1年頼んます》

《1年かけて後任監督を決められるというメリットは高いけど、発表する必要はないよ》

《キャンプ直前に今季限りで退任と本人が明言するのは珍しい いろいろ考えられるけど後任探しを1年かけてしっかりしてほしいという意味合いもあるのかな》

などと、矢野監督の意図を推理するツイートが目立った。

「今年からやらない方が良かったのでは?」

一方、匿名掲示板からはこんな声が。

《阪神はいつも監督人事で揉めるから早めに言うのはいいとは思う。思い切って采配してほしい》

《監督がシーズン当初に辞任を発表すると、選手もコーチも、来年いない監督にアピールするモチベーションが上がらず、良い成績につながらない気がする。だったら今年からやらない方が良かったのでは?》

《辞めることを非難するつもりはないけれども、この時期に発表する意図が理解できない。あまりにも突然過ぎるし、これから1年を戦うための基礎を作り上げるキャンプ前。これはフライングじゃないのかと思う》

《ご自分で潮時と判断されたのでしょう。後任に期待します》

などなど賛否両論の意見が挙がり、喧々諤々(けんけんがくがく)の議論が起きていた。

主将の坂本誠志郎捕手はマスコミの取材に応じ、「びっくりといいますか…びっくりしたのが一番。選手も思うところがあると思うし、監督も覚悟があって言葉にされたのもあると思う」と語った。勝っても負けても辞める監督の下でどんな戦いを見せるのか? 何はともあれ、今年の阪神に注目したい。

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