社会

東京・池袋“死のパパ活”事件…容疑者24歳女を逃がそうとした男の素顔

(画像)Ollyy / shutterstock

東京都豊島区池袋のラブホテルの客室で1月21日、さいたま市に住む今野勝蔵さん(82)がカッターナイフで刺殺された事件で、警視庁は翌22日、住所、職業不詳の藤井遥容疑者(24)を殺人容疑で逮捕。逃走を助けたとして、東京都八王子市の小林優介(29)と弟の小林翔太(25)両容疑者を犯人隠避容疑で逮捕した。

防犯カメラ映像の様子から、藤井容疑者は今野さんと池袋の路上で落ち合い、午後8時10分ごろ一緒にラブホテルに入った。その後、何らかのトラブルがあり、約1時間後に1人でチェックアウトした藤井容疑者は、公衆電話から他人を装い「友達から『ヤバいから来て』とLINEがあった」と110番した。

「警察官が駆け付けると、今野さんは胸と太ももから血を流し、椅子にのけぞった状態で死亡していた。死因は大腿動脈切断による出血性ショックでした」(捜査関係者)

女性になりすまして“パパ活”募集

藤井容疑者は、小林優介容疑者とオンラインゲームで知り合い、深い関係になった。小林兄弟は女性になりすますなどして、「パパ活」に応じる男性をスマホのアプリで募集。応募してきた男性と交渉し、藤井容疑者に相手をさせていた。藤井容疑者は、それで得た報酬の大半を小林兄弟に渡していたという。

事件後、藤井容疑者は小林兄弟と池袋駅で合流。新宿のカラオケ店や漫画喫茶で時間をつぶし、朝一番で八王子市へ向かったが、JR西八王子駅前付近で捜査員に身柄を確保された。

「小林兄弟は2人とも働いておらず、弟は生活保護を受給し、母親と八王子の集合住宅で生活していた。1年ほど前に、そこへ兄と藤井容疑者が転がり込んできた。兄は藤井容疑者を元カノと言っているが、都合よく利用していたようです」(全国紙社会部記者)

ヒモにしても悪質すぎる。

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