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石橋貴明を日ハムの臨時コーチに!? 新庄監督のキャンプ劇場開幕

新庄剛志、石橋貴明
新庄剛志、石橋貴明 (C)週刊実話Web

日本ハム・新庄剛志監督が沖縄キャンプに呼ぶ「8人の臨時コーチ」の隠し球に『とんねるず』石橋貴明が浮上。バーチャルの「リアル野球BAN」を持ち込んで、どんな手を使っても相手を倒す帝京魂を注入し、「オフの二刀流」杉谷拳士も復活か。

「オファーを出すだけならタダですからね。あとは向こうの返事待ち。まあ、どんな大物が来てくれるか、皆さん、お楽しみに」

〝ビッグボス〟新庄剛志監督の「臨時コーチ手形乱発」が、球団や取材陣を混乱させている。相手のスケジュールなど関係なく、思いつくままにインスタグラムやLINEで要請。球団でさえ誰が「新庄殿の8人」なのか、掌握できていないのが実情だ。

「オファーを出した中で新庄監督が明かしているのは、『百獣の王』陸上十種競技の元日本チャンピオン・武井壮、青山学院大学陸上競技部(長距離ブロック)の原晋監督、アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治スポーツ庁長官、カリスマホストのROLANDですが、他にも大勢に声をかけているようで、実際に誰が受けるのかは判明していません。元阪神の藤川球児、赤星憲広、元広島の前田智徳、親交が深い元日本ハムの岩本勉らも候補ですが、彼らはキャンプ取材を兼ねており、本命がこけた場合のリザーブ要員に近いと見られています」(日本ハム担当記者)

その中で際立ち、かつ確実なのがROLAND。実は、彼の招請にはとっておきの計画が秘められている。

「日ハムに欠けているのは帝京魂だ!」

新庄監督と親しいテレビ関係者は、「目的は帝京魂の入魂、そしてあの大物を呼ぶ環境づくり」と語る。

ROLANDは大学を中退して新宿・歌舞伎町のホスト業界に飛び込み、数年で「ホスト界の帝王」に。実業家としても成功しているが、見逃せないのがあの帝京高校サッカー部の出身。さらに帝京大理工学部に進学した生粋の帝京魂の持ち主ということだ。

「選手にカッコ良さとエンターテインメントを求める新庄監督が『とんねるず』石橋貴明の担ぎ出しを進めているんです。石橋とは旧知の間柄で、臨時コーチをオファーしたところ、自分だけでなくオール帝京での応援を申し出たそうです。その一環がROLAND。石橋は、日ハムに欠けているのは『どんな手を使っても相手を倒すという帝京魂だ』と。スケジュールとコロナ禍の移動が可能なら、沖縄入りしてしっかり注入すると意気込んでいます」(テレビ関係者)

実は、帝京魂を巡って、正月恒例のバラエティー番組『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系)で一悶着あった。毎年出演していた帝京高OBで「オフの二刀流」と言われる杉谷拳士に「今は野球に専念しろ」と新庄監督が待ったをかけ、出演を辞退させたからだ。

同番組の、おもちゃの野球盤をリアルサイズの野球場で再現して現役バリバリのプロ野球選手たちと対決する看板コーナー「リアル野球BAN」でも、「石橋JAPAN」は帝京高OBの森本稀哲(元日本ハム)、吉岡雄二(元巨人)、杉谷らとお笑いタレントのゴルゴ松本で構成。杉谷とゴルゴの1、2番コンビは不動の人気を誇っていた。

握りこぶしを胸に当てて結束強化!

「今年の正月は原口文仁(阪神)、山﨑康晃(DeNA)の同高OBを呼んで収録しましたが、帝京魂の顔である杉谷が欠場し、テレビ朝日と石橋に迷惑をかける形となりました。今キャンプの石橋招聘には、その借りを返す思いも込められているようです」(同)

その杉谷は、年明け早々、意表を突く行動に出た。沖縄・伊江島で「野生化計画」と題して島ごもりを敢行。監督就任までの数年間、インドネシアのバリ島に移住し、野生生活を送った新庄式トレーニングを実践したのだ。

オフのテレビ出演NGは野球芸人に傾いた自分を〝本業〟へ引き戻すため――その意を汲んで変身したご褒美が、石橋ジャパン復帰であり、帝京魂の練習。そして「オフの二刀流」杉谷の新たな売り出しというわけだ。

「選手個々の自主性を尊重する栗山英樹監督時代、キャンプの全体練習は12球団で最も軽かった。しかし、新庄監督は帝京流に一体感を強める方針。石橋を招いて選手全員で戦術を確認するのはそのためだ」(スポーツ紙デスク)

リアル野球BANを使った練習では、バーチャルバッティングマシンに山本由伸、宮城大弥(共にオリックス)、田中将大(楽天)、菅野智之(巨人)、森下暢仁(広島)らの勝負球を投げさせ、気合負けしている選手には石橋が帝京魂を注入。そして全員で握りこぶしを胸に当ててポーズを取り結束の強化を図る。

『ザワつく!金曜日』のテレビ朝日つながりで、長嶋一茂が石橋ジャパンに加わるという情報もある。とにもかくにも、沖縄・名護キャンプの新庄劇場が球界の話題を独占している。

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