1月24日放送の『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)で紹介された〝奇跡の物語〟に、視聴者が「あり得ない」とドン引きしている。
この日、番組では「15万通の投稿から厳選! ウソホンスカッとSP」と題し、視聴者から送られてきた、にわかには信じられない実話を再現ドラマで紹介。その中で、番組後半に紹介された〝母の形見「巾着袋」が繋いだ奇跡〟という再現ドラマに、視聴者から批判が集まっているのだ。
「ドラマは、ある女子高生の弁当にまつわる物語でした。その女子高生は、早くに母親を亡くし、以降は生前母親が教えてくれた卵焼きを毎日作って弁当に入れていた。
ある日、女子高生が弁当を通学バスの中に置き忘れてしまい、バス会社に問い合わせると、弁当を拾ったという男性がいたことが分かったというストーリーでした」(放送担当記者)
男性は「お腹が空いていたので勝手に食べてしまった。お礼がしたいので連絡ください」と電話番号が書かれたメッセージを残しており、後日会うことになったという。
「現れたのはスーツ姿のサラリーマンの男性で、女子高生に弁当を食べてしまったことを謝罪。その後、2人はお互いの境遇が似ていることもあって意気投合し、最終的に結婚するという内容でした」(同・記者)
「そもそも拾った弁当食うか?」
ドラマや漫画には、よくありそうなストーリーだが、ネット上ではリアリティーの欠如を指摘する声が殺到している。
《は、そもそもどんなに腹減っていても拾った弁当食うか? 何が入っているかもわからないのにあり得ないだろw》
《こんなわかりやすい作り話にスカッとする人なんていないだろw マジ視聴者をナメすぎ》
《弁当を届けてくれた人と会うまではいいけど、結婚ってw 妄想にも程があるわ》
《ちょっと俺、いまから弁当落としてくる。届けてくれたJKと結婚できますか?》
同番組は、「世の中の(あなたの)ムカッとをスカッとに変える」をキャッチコピーに、ウッチャンナンチャンの内村光良MCで2014年10月からスタートしたが、最近はマンネリ化してしまい、視聴率も5%以下に落ち込むなど低迷している。
「このため、3月いっぱいで終了することが発表されています。視聴者からは、『いくら打ち切りが決定しているからってひどすぎる』という声が飛び交っています。ネタ作りをしている放送作家も、すっかり投げやりになっているんじゃないでしょうか」(前出・放送担当記者)
番組スタッフからは、テレビマンとしての矜持もスカッとなくなってしまったようだ。
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