俳優の阿部寛が主演する日曜劇場『DCU』(TBS系)の第1話が1月16日に放送された。同ドラマは、海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団『DCU(潜水特殊捜査隊)』の隊長・新名正義(阿部)が、〝手錠を持ったダイバー〟として事件や事故に迫る姿を描く。
初回は21時から1時間19分の拡大版で、平均世帯視聴率は16.8%(関東地区・ビデオリサーチ調べ/以下同)だった。前作の『日本沈没―希望のひと― 』の初回15.8%を超える好スタートに、番組スタッフも胸をなで下ろしているという。
SNS上では「スピーディーな展開がまるで映画のよう」「新名隊長カッコいい!」などといった感想が寄せられている。
「昭和の刑事ドラマ」テイスト
一方、ドラマファンからは厳しい意見も。
《前評判が高かったから期待して見たけど、正直面白いとは思わなかった。阿部寛がブツブツ何言ってるのかわからないw》
《脚本に意外性もないし、アクションシーンのスケールも大したことない。そもそも海保がなんで畑違いの捜査するのかさっぱりわからない》
《台風絡みの大雨のダム湖なんて、土砂や流木で潜るどころかボートの出航も厳しい。警察出し抜いての捜査もよくわからないし、理由付けにもっと知恵を出すべき》
《阿部寛がドラゴン桜の桜木にしか見えなかったw 人気俳優をただ集めただけで、脚本が雑すぎる》
「初回は、前作の〝日本沈没効果〟と事前の番宣もあり、高視聴率を記録しましたが、人間関係があまりにも複雑なことや、展開がスピーディーだったことで、内容を理解するのに苦労した視聴者も多かったようです。DCUは、実際の海保にはない〝架空の組織〟なのですが、その存在意義も明確ではありませんでした。今後の展開次第では、早々と一桁台に落ち込む可能性もありそうです」(放送担当記者)
TBSがハリウッドの制作会社とタッグを組んだ自信作というわりには、全体の雰囲気は完全に「昭和の刑事ドラマ」。これで令和の視聴者を最終回まで引っ張れるのか。
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