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香取慎吾の俳優業本格化に心配の声「キムタクみたいにならないで」

『新しい地図』香取慎吾
『新しい地図』香取慎吾(C)週刊実話Web

昨年暮れ、かねて交際が報じられていた一般女性との結婚を発表した『新しい地図』の香取慎吾。

今後、本格的に俳優業に進出すると伝えられているが、彼の演技には賛否両論が出ているようだ。香取は12月30日に放送された特番ドラマ『倫敦(ロンドン)ノ山本五十六』(NHK)に出演。主人公の海軍軍人・山本五十六役を演じた。

「昭和9年(1934年)、倫敦で行われた米、英との第二次ロンドン軍縮条約(予備会議)で、日本には不利な条件を提示された。その席に日本の交渉代表として赴いたのが当時、海軍少将だった山本五十六です。五十六は交渉がまとまらず戦争となれば必ず敗戦すると考えていたのです」(歴史ライター)

結果は海軍上層部の判断で交渉決裂。軍縮会議から脱退。その後、日本は真珠湾攻撃、太平洋戦争に突入する。

「上層部の考えで軍縮条約をまとめることのできなかった五十六の無念さは、香取の演技から十分にうかがえました。しかし、五十六役が香取に適役だったかは、また微妙な問題です」(テレビ雑誌編集者)

香取がNHKで主演を務めるのは、2004年の大河ドラマ『新選組!』以来、17年ぶり。

「大河で主演しているということは、もともとNHKでの評価は高いのでしょう。表情は非常に豊かだし、雰囲気を作れる個性派俳優だと思います」(同・編集者)

リアルさがなかった『アノニマス』の刑事役

反面、今回の香取の五十六役には批判的な意見が出ているのも事実。

「軍人役ですから、どんなときでもキリッとしてハッキリ聞き取れるしゃべりでなければならないはずです。でも香取は言葉の1つ1つがぼんやりしてユルく、軍人らしくなかった。発音がクリアではないのです」(ドラマライター)

香取は昨年、ドラマ『アノニマス~警視庁〝指殺人〟対策室~』(テレビ東京系)に主演。『新しい地図』のメンバーで、いち早く民放主演を勝ち取った。

「影のある刑事を演じたのですが、妙に言葉がまろやかで、いまひとつリアルさがありませんでした。木村拓哉のようにフテッた役しかできないわけでもない。香取は木村より演技力は断然上。軍人や刑事とかハードな役が合わないだけです。ホームドラマのやさしいお兄さん、後輩思いのサラリーマンなんて役が似合うと思いますね」(同・ライター)

香取ファンは、多くの出演作品を見ることができる俳優業を歓迎するだろうが、「何を演じてもキムタク」と陰口される木村のようにはなってほしくないと願っていることだろう。

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