年末年始の競馬スペシャルウイークが1月5日に終了したが、地方競馬は注目のレースが絶え間なく続く。
1月10日に佐賀競馬で行われるのは、『第1回ゴールドスプリント』(1400メートル)。年明け早々、縁起のいい「ゴールド」と名の付くスプリント戦は、本年からスタートする。
短距離路線に特に力を入れている佐賀競馬では、秋以降の短距離重賞戦線がより充実。サマーチャンピオン(JpnⅢ)後も既存の2重賞に加えて、ゴールドスプリントと九州クラウン(3月13日、1400メートル)を新設。中でもゴールドスプリントは、地方交流戦となっており、全国の快速自慢たちの熱戦が期待できる。
兵庫からは、JBCスプリント(9着)のクリノフウジン(牡8)、兵庫ダービーと西日本ダービーの勝ち馬スマイルサルファー(騙4)、中央でも実績あるヘルシャフト(牡5)、高知からはゴールド争覇、笠松グランプリと連勝で勢いに乗るダノングッド(牡10)が参戦表明し、レベルの高いメンバーが顔をそろえた。
もちろん、地元勢としても栄えある「第1回チャンピオン」の名誉を他地区馬に譲り渡すわけにはいかないはず。昨夏の佐賀がばいダッシュを圧勝したドラゴンゲート、ウインターチャンピオン勝利で好調を維持するミスカゴシマなどの出走が期待されるが、いずれにしても冬の佐賀を熱くする激しい戦いが予想される。
歴史ある1000mレース『船橋記念』
さて、1月13日は南関東の冬の短距離チャンピオン決定戦『第66回船橋記念』(SⅢ)が開催される。1956年創設の歴史あるレース。98年からはサラ系のみのレースとなり、2005年より短距離路線拡充のため1000メートルに設定された。連覇する馬、騎手が多いのも特徴の1つ。また、近年活躍が目立つのは船橋記念トライアルのオープン特別・カムイユカラスプリント出走馬。18年アピア、19年・20年キャンドルグラスが、カムイユカラSと船橋記念を連勝しており、鞍上はすべて御神本訓史騎手だった。
そして、本年度のカムイユカラSでは御神本騎手鞍上のキモンルビー(牝4)が南関東転入後10連勝を決めており、騎手としての船橋記念4連覇が一気に現実味を帯びてきた。注目だ。
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