飛躍の1年へ、誰もが気持ちを新たにする新年を「オートレーサー」として初めて迎えるのが、35期の新人選手である。
その中でも川口所属の佐藤励には、底知れない可能性が感じられる。
佐藤は、昨年12月初旬にデビュー。デビュー戦を勝利で飾ると、そこから自己最高タイムを連日のように更新。養成所ナンバーワンに違わない大器の片鱗を見せている。
元々は、レーシングカートやロードレースのモータースポーツの経験者。オート界では、ロードレース出身者の青山周平が大成功を収めているが、そこに続く逸材かもしれない。
大旋風を巻き起こす可能性も十分!
「走る側の職業で生きていきたかったので。川口オートにも一度、見に来まして、これだ!と」
と語った佐藤。念願が叶いオートレーサーとして巣立っていった。
デビューから2節目の昨年12月22日には、3秒439という素晴らしいタイムを計時した。
満を持して迎えた今年の正月レース『ニューイヤーカップ』から勝ち上がりの権利が発生した佐藤。ハンデの格付けもどんどん厳しくなっていくだろうが、先輩レーサーを向こうに回して、2022年に大旋風を巻き起こす可能性も十分。
21歳の若武者から目が離せない。