テレビ朝日が頭を抱えている。4代目相棒として歴代最長の出演記録を達成した反町隆史が、現在放送中の『相棒season20』の最終話をもって卒業するが、いまだに5代目が決まらないのだ。
すでに一部のファンの間では田中圭や元『SMAP』の稲垣吾郎、竹野内豊、柳楽優弥、要潤、オダギリジョーといった俳優陣らの名前が取り沙汰されているが…。
「調整はかなり難航しています。決まりそうになったら、また白紙に戻る…の繰り返しです」(制作関係者)
その理由は明快だという。あるテレビ朝日の幹部が小声で事情を解説する。
「『相棒』は誰が何を言おうと、主演である水谷豊の作品だからです。スケジュールもすべて水谷に合わせなければなりません。もちろん、ギャラも水谷より上になるということは絶対にあり得ない。最終的に5代目相棒に求められるのは、水谷の引き立て役に徹することなのです」
その結果――。
“新相棒”は旨味のある役柄ではない!?
「すでに名前が挙がった俳優はそれなりにキャリアを積み、主役を張ってきた人たちです。水谷の引き立て役という言葉が引っ掛かり、最後は逃げてしまうそうです」(テレビ関係者)
さらにもう1つ、厄介な問題があるという。主役である水谷が想像以上に気難しい人物だというのだ。
「ゲストのキャスティングも毎回、水谷にお伺いを立てている。相棒となればなおさらです。相手も現場もOKが出たのに、水谷の一言でひっくり返ったことが大昔にありました」(事情通)
驚くことに、5代目相棒はキャリアを築いてきた俳優陣からしてみたら、そんなに旨味のある役柄ではなかったというのだ。
「水谷が1本400万円~。反町は350万円~。最後は、ギャラで交渉するしかありませんね」(制作関係者)
ちなみに、『相棒』を卒業する反町はバス釣りのプロ釣り師を目指すという。よほどストレスがたまっていたのかもしれない。
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