日本政策金融公庫から無登録で融資を仲介したとして、東京地検特捜部は公明党の衆院議員だった遠山清彦・元財務副大臣を、貸金業法違反の疑いで近く在宅起訴する方針を固めた。
遠山氏を巡っては、東京・銀座クラブのオーナーに紹介された客にも、融資を仲介していた疑惑が本誌の取材で浮上。〝公明党のプリンス〟としてもてはやされた男は、とんでもないワルだった。
関係者によると、遠山氏は東京都内で環境関連会社を経営する70代の男性役員から依頼を受け、コロナ禍で影響を受けた企業に対する特別融資に関して、公庫側へ契約成立に向けた働き掛けを元秘書2人に指示。特捜部の任意の事情聴取で、事業者側から数百万円の謝礼を現金で受け取ったことを認めているという。
「融資を金融機関に仲介したのは約30業者で、申請件数はのべ100件前後。融資総額は10億円以上に上るようです」(社会部記者)
さらに遠山氏は、銀座クラブ客への融資仲介まで請け負っていたという。
女遊びが大好きな先生…
「遠山氏は緊急事態宣言再発令下の1月22日深夜、銀座クラブ『N』での豪遊が『文春オンライン』で報じられたことに端を発し、議員辞職しました。実は、遠山氏は『N』の雇われオーナーだったO氏に頼まれて、公庫から金を借りられない客も仲介していました。O氏は約3年前に『N』を辞めて、今は銀座7丁目のクラブ『A』を任されています。そこでも、客を遠山氏につないでいた。融資が決まれば、2割の謝礼を受け取っていたようです。悪質ですよ」(銀座クラブ店長)
遠山氏の資金管理団体から、キャバクラ代(19年度)が支出されていたことからも分かるように、女遊びが大好きな先生だった。
「文春で報じられた『N』には頻繁に通っていた。Kという30代半ばの美人ホステスがお気に入りで、コロナ禍でホステスの生活が困窮する中、遠山氏はKの面倒を見ていたようです。Kは遠山氏の深夜豪遊が報じられた直後に店を辞め、いまだ音信不通です」(『N』の元男性スタッフ)
女とカネに溺れた結末だ。
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