社会

香港発! 食べられるプラスチック~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

フェイクミートとは、動物を屠殺して得る食肉の代替として、大豆やエンドウ豆など植物性原料を使い、肉の食感に近づけた食品である。

最近は見た目や味わいが本物の肉と同じようなフェイクミートが、市場に出回るようになってきた。

「米国のスーパーマーケットでは、どこでも『ビヨンド・ミート』や『インポッシブル・フーズ』という会社のフェイクミートが、普通に売られている。大手のファストフード・チェーンにも、穀物や植物由来のフェイクミートを使ったメニューが登場しています」(経済ライター)

環境問題を一挙に解決

そんな中、藻類を素材にした「食べられるプラスチック」を開発したのが、香港一の大富豪である李嘉誠氏の投資会社『ホライゾンズ・ベンチャーズ』だ。香港政府も、これを全面的に支援しているという。

同社は「香港を合成生物学の開発拠点とし、弁当箱など食品容器も、スプーンもフォークもすべて食べることができる製品を普及させて、環境問題を一挙に解決する」と説明する。

この路線で行くと、最後には産業廃棄物の出ない、食べられる建物まで登場するかもしれない。

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