歌手の鬼束ちひろ容疑者が11月28日午後4時半ごろ、東京・渋谷区内恵比寿西の路上で「救急車の後部のドアを蹴った」として、器物損壊の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。
「近くのパチンコ店にいたという鬼束容疑者は、一緒にいた知人女性の具合が悪くなったため、救急車を呼んだそうです。ところが、搬送の際にトラブルになり、『通行人に嫌みを言われてパニックになって蹴ってしまった』と供述しています」(スポーツ紙記者)
鬼束容疑者は2000年に歌手デビュー。その年にリリースした2枚目のシングル『月光』で一躍脚光を浴びた。翌年にはシングル『眩暈/edge』で第43回日本レコード大賞の作詞賞を受賞したが、03年には「声帯結節」を発症し、休業。事務所を何度か移籍した後、活動を再開させたが、様々なトラブルも報じられていた。
交際男性や夫からのDV被害を告白
「10年には同棲中だった男性から暴行を受け、顔面骨折などで全治1カ月の重症を負い、男性が逮捕される事件が起きています。12年に開設したツイッターでは、なぜか『あ~和田アキコ殺してえ』『なんとか紳助も殺してえ』と投稿。大炎上して謝罪に追い込まれています」(同・記者)
この頃には、言動の異常さから〝薬物疑惑〟まで噂されていた。
「一時、精神的に不安定だったことは確かなようですが、仕事はきちんとこなしていましたよ。大手芸能プロダクションが猛プッシュして、15年にデビュー曲で日本レコード大賞の新人賞を受賞した歌手の楽曲は、鬼束容疑者が作詞・作曲していましたからね。今回の逮捕時にも〝留置前の新型コロナの検査〟を〝薬物検査〟だと報じたメディアもありましたが、それだけ言動が意味不明だったのかもしれません」(情報番組のスタッフ)
楽曲提供した15年には、一般人の男性と結婚。そのことを18年に公表した際も、夫からDVを受けているような告白をしており、心配されていた。
「一部では、犯行時に泥酔していたのではないか、との情報もあります。最近は大きな仕事も入ってなかったようですし、また精神的に不安定になっていたのかもしれませんね」(同・スタッフ)
今後は、周囲のサポートが重要になってきそうだ。
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