芸能界で〝フェニックス〟と呼ばれている加藤浩次。その理由は、幾度となくタレント生命にかかわる危機に直面しながら、最後は復活してくるからだ。
「お笑いコンビ『極楽とんぼ』の相方・山本圭壱の女性スキャンダルに端を発した降板騒動の際は、山本と一緒に芸能界追放と囁かれていた。〝狂犬〟と呼ばれた若手の頃は、酒にまつわる悪いウワサが絶えなかった。極め付きは、闇営業問題での吉本興業とのイザコザ。最終的には契約解除され、芸能界では生きていけないとの臆測が飛び交ったが、いまだに『スッキリ』(日本テレビ系)や『がっちりマンデー!!』(TBS系)、『人生最高レストラン』(同系)など、多くの番組を抱えている」(事情通)
その加藤に、またも災難が降りかかろうとしている。平日朝の帯番組『スッキリ』に突如、打ち切り説が浮上しているのだ。
「世帯週間平均視聴率が5~7%台。トップの『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)の背中が見えているときもあったが、今では『めざまし8』(フジテレビ系)に追い上げられ、日によっては視聴率で抜かれる日も出てきた。加えて、関西圏では視聴率3位が定位置になりつつある」(編成関係者)
日テレ局内には番組のマンネリ化や、アイヌ民族に対する差別発言などのコンプライアンスを問題視する声が出ているという。
「加藤のギャラは、吉本に手数料を取られなくなったおかげで、『スッキリ』だけで年間2億円超。この『スッキリ』が打ち切りになれば、加藤のテレビでの年収はTBSの2本を合算しても一気に3000万円までダウンする」(前出・事情通)
文字通り『一攫千金宝の山』
ところが、またしても奇跡が起きた。再び日テレが別番組で出演をオファーしたのだ。11月16日に放送されたスペシャル特番『一攫千金宝の山』のMCに抜擢。しかも、脇を固めるのは多くのレギュラー番組を抱えるヒロミとバカリズム、フワちゃんといった人気者たちなのだ。
「番組は、自宅に眠るガラクタを転売したり、将来的に莫大な資産に大化けしそうなお宝を探し出す内容。東野幸治や後藤輝基らも出演予定です」(日テレ関係者)
もちろん、初特番でここまで豪華なキャスティングが実現した裏には理由がある。
「番組の演出が『行列のできる法律相談所』や『24時間テレビ』など数多くの人気番組を担当し、現在は日テレの執行役員を兼務するT氏なんです。なぜか、加藤はT氏に気に入られていますからね」(同・関係者)
同番組は、来年4月以降のGP帯レギュラー番組昇格が内定しているという。
「仮に、『スッキリ』がなくなっても『一攫千金宝の山』がレギュラー化されれば、1億2000万円以上の収入が見込まれます」(同)
加藤の〝不死鳥伝説〟に新たな一章が加わるかも。
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