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渋野日向子が“難題”に直面! ケタ違い賞金の新ツアーに抗えるか…

(画像) WAYHOME studio / shutterstock

2年ぶりの優勝で再び脚光を浴びている〝シブコ〟こと女子プロゴルファーの渋野日向子が、新たな難問に直面している。

いや、男子プロを含めた日本中の全プロゴルファーが、その難題に頭を抱えているだろう。

「超高額の賞金ツアーが新設されたのです」(専門誌記者)

来年からアジア、中東、欧州などで、10ほどの新規大会が開催される。その仕掛け人は、往年の名ゴルファーで、実業家としても知られるグレッグ・ノーマン氏。同氏を最高経営責任者に据えた新会社が2億ドル以上(約226億円)を投資し、チーム戦で世界中を回る新ツアー構想を来季から実現させる予定だ。

仰天するのは、その賞金額。チーム戦に勝利すれば、選手個々に3000万~5000万ドル(約34億~57億円)もの賞金が支払われる。このケタ違いの新ツアーを支えているのは、サウジアラビアなど中東のオイルマネーだ。

「世界のトッププロに招待状を送っています。しかし、既存の大会を主催している連盟は、日程がかぶることなどを理由に『参加したら出場権を剥奪する』と警告しています」(同・記者)

果たして“共存の道”はあるのか…

渋野たちにも新ツアーの情報は伝わっており、ケタ違いの賞金額に驚いていたという。

なぜなら、渋野が復活優勝した『スタンレーレディス』の優勝賞金が、1800万円程度だからだ。新大会の世界ツアーを戦って勝利すれば、それだけで親兄弟まで一生遊んで暮らせることになる。

「シブコが優勝した全英オープンには、お金では買えない歴史と名誉があります。でも、高額賞金に抗える人間なんて、そうはいませんよ」(協会関係者)

既存の大会と新ツアーが譲り合って、共存の道を模索すればいいのだが、そのあたりは今のところ調整できていない。渋野や石川遼たちがどう出るのか。

余談だが、このところガソリンが高いのも、新ツアーの影響かもしれない?

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