SGボートレースダービーも終わり、いよいよ残る高額賞金(優勝賞金1000万円以上)のレースもわずかとなった。
グランプリボーダー近辺の選手にとっては大事な1カ月となる11月。今週は、4日にボートレース三国で開幕する『開設58周年記念GⅠ北陸艇王決戦』を展望したい。
10月26日現在の賞金額を考慮すると、地元の中島孝平は5296万円で賞金順位23位、今垣光太郎は5125万円で26位。グランプリ出場ボーダーを6500万円と想定すると、両者ともに地元の周年をどうしても勝ちたいところだ。ダービーに出場していない今垣にとっては、特に優勝が必須。おそらくチャレンジカップには出場できそうだが、賞金は6000万円を超えた状態で臨みたいだろう。
さまざまな思いが交錯する11月のボート界
また、21位の篠崎元志はダービーに出場しない。三国周年記念までの大幅アップはないだけに、ここで結果を残しておきたい。ダービーの結果次第となるが、10月26日現在で22位の新田雄史も正念場だ。
そして、石野貴之はグランプリ2ndからの出場を目指す11月。現在の賞金額からGⅠの優勝を飾って、僅差の状況でチャレンジカップを迎えたいはずだ。
さまざまな思いが交錯する11月のボート界。三国周年記念は、選手の賞金状況を見ながら楽しみたい。