2年ぶりに有観客で開催される大みそかの『第72回NHK紅白歌合戦』に、〝演歌の大御所〟五木ひろしが不出場を決めたことで「演歌の灯が消える」と危惧されている。
「2000年の紅白では、出場者の半数以上を演歌歌手が占めていましたが、昨年は4分の1以下に減少しています」(音楽ライター)
これまでも、北島三郎、森進一、細川たかしといった演歌の大物歌手が、紅白を卒業していった。
「五木は昨年、歴代紅白連続出場記録50回を記録し、今年も出るつもりでいましたが、NHKから〝色よい返事〟が得られなかったのです。要するに落選したということですよ。今年、出場が確実視されている演歌歌手は、氷川きよしと純烈の2組だけです」(スポーツ紙記者)
紅白だけではない。12月30日に生中継される『輝く!日本レコード大賞2021』(TBS系)も、演歌枠が減ったといわれている。
「TBSは新型コロナを理由にレコ大を打ち切ろうとしたのですが、芸能界のドンと呼ばれるS社長をはじめとする〝抵抗勢力〟に押されて開催。その代わり、従来あった作詞、作曲、編曲賞など、いくつかの賞を廃止したため、結果として演歌歌手枠が狭まったのです」(音楽プロデューサー)
配信ライブやYouTubeで活躍する“第7世代”
お笑い界では第7世代のお笑いタレントが急成長したが、演歌界でも第7世代の若手演歌歌手が台頭。コロナ禍でコンサートや新曲のキャンペーンができない中、配信ライブやYouTubeなどで活躍している。
「氷川きよしの弟分の辰巳ゆうとをはじめ、新浜レオン、望月琉叶、青山新、門松みゆき、二見颯一らの若手です。中でも新浜は『ビーイング』が売り出した初の演歌歌手で、メディアにも頻繁に露出しているにもかかわらず、日の目を見ない。おかしいですよ」(前出のスポーツ紙記者)
レコ大の内情に詳しい芸能プロモーターは、「確かに活躍していますが、誰一人、ビッグヒットがないからです」と言う。
「大賞を取るには、まず最優秀作品賞の10組にノミネートされなければならない。昨年のレコ大は氷川と純烈の2組だけでした。紅白についても、昨年、白組に選ばれたのは5組。そのうち五木を除く、氷川、三山ひろし、山内惠介、それに純烈の4組は30代から50代。NHKは若い世代の視聴者層を拡大したいため、年々、ベテランの演歌歌手を減らしています」(同)
五木の紅白卒業と同時に、ロートル演歌歌手の時代は終わりを告げようとしているのかもしれない。代わって、第7世代の若手が〝演歌の灯〟を守り続けることを期待したい。
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