寒空に響く、昔懐かしいチャルメラの音…。かつては「夜鳴きそば」として親しまれた夜のラーメン屋台が、全国的に消滅の危機を迎えている。
「たとえ深夜であっても、今は近くのコンビニに行けばすぐに好きな物が手に入ります。そんな時代に、あえて屋台でラーメンを食べたいと望む人が少なくなるのは当然のことです。そもそも屋台のラーメン自体を知らない若者が、増えているのではないでしょうか」(グルメ誌ライター)
このまま屋台文化が消えるのは必然!?
最近の屋台はそれぞれ定位置があり、客はほとんど常連。居酒屋から携帯で注文されるケースも多い。そのため、昔のように街中を〝流す〟というスタイルではなくなってきている。
「客の減少に加えて、店主たちの高齢化もあり、屋台には明るい未来が描きにくい。夜中いっぱい働き、拘束時間も長く、さほど収入が良くない職場に、若い後継者など見つかるはずがありません」(同・ライター)
キッチンカーで昼間のオフィス街に出て行くという提案もあるが、それでは屋台が必要ない上、おいしくなければ勝負にならない。このまま屋台文化が消えるのは必然なのか!?
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