アニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の最新の興行収入が204億円オーバーを記録した。歴代興行収入ランキング(邦画と洋画含む)では、『ハリーポッターと賢者の石』(2001年)の約203億円を超え、5位にランクイン。実写作品も含めた歴代の興行収入ランキング1位に輝いている『千と千尋の神隠し』の308億円(興行通信社調べ)を超えてもおかしくないほど、その勢いは続いている。
そんな中、タレントのマツコ・デラックスが11月9日、月曜コメンテーターを務める『5時に夢中!』(TOKYO MX)で同作に言及し、反響を呼んでいる。
マツコは、「鬼滅の刃ハラスメント」を略した〝キメハラ〟という言葉が誕生したというニュースについてコメントを求められると、「総攻撃を受けることを覚悟で言うんですけど、鬼滅の刃は見たことがない」と告白。ただし、ブームを押し付けられることに抵抗はなく、昨年末の『NHK紅白歌合戦』に初出場した4人組バンド『Official髭男dism』の楽曲についても、「コロナのお休み中に、やっとヒゲダンを聞いたくらい」「普段、日々追われて新しいものを吸収することができなくなっているから。コロナのときにハヤっているものを一通り勉強できたから、いい機会だった」と振り返った。
カンニング竹山「見てないけど見たことになってる」
このマツコの発言に、ネット上では、
《その作品、見たことないし見ないと思うんだけど、興味ないから見ないって程度でナントカハラスメントっていちいち騒ぐのは最近の不思議な流れですね》
《鬼滅ファンには申し訳ないけど、絵柄が全然好みじゃないから全く見ようとも思わないし、見たいとも思いません。進撃の巨人がはやったときも同様の理由でいまだノータッチです》
《薦められて面白いと思えば読めばいいし、面白くないと思えば読まなくていい。無理強いして読ませる物ではないし読む物でもない。ひとつの情報提供として薦めるのはありだと思う》
などといった賛同の声が目立った。
もはや社会現象といえる『鬼滅の刃』ブームは、芸能界にも波及しており、多く芸能人がファンだと明かしている。しかし、カンニング竹山が「正直、『鬼滅の刃』とかは、1回も見たことないんだけど、これだけ周りが話しているから、自分の中で見たことになってます。だから今後、見ることはないかな」「みんなの話を聞いたら(内容が)大体分かるじゃん」と、マツコ同様見ていないと告白。また、立川志らくも『ホンジャマカ』恵俊彰から〝キメハラ〟を受けたことを暴露。「『何で見ないの!?』と生放送中にものすごい〝キメハラ〟されてね。嫌な気持ちになりましたね」と冗談交じりに話し、共演者を笑わせた。
全くブームは衰えそうにない『鬼滅の刃』。見ていない人には肩身が狭い日々が続きそうだ。
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