オートレースNo.1決定戦。これは2020年にオートレース70周年を記念して開催されたレース。そして、今年からはオートレース発祥記念レースとして歩んでいくことになった。
今年の舞台は伊勢崎オートレース場で、『オートレースセンバツ甲子園』というタイトルが加わり、10月23、24日の2日間での開催。もちろん、初日にオートレースNo.1決定戦2021が実施され、また各地区のポイントによる地区優勝を争う側面もあるので、興味津々である。今週は、この開催の目玉である「オートレースNo.1決定戦」について展望していきたい。
青山周平の本命は動かない
選出メンバーは青山周平、永井大介、佐々木啓、有吉辰也、篠原睦、渡邊篤、鈴木圭一郎、松尾啓史の8人（髙橋貢は欠場）によって、0オープンで行われる。前年の覇者である青山は、地元バンクなだけに連覇の可能性はかなり高いだろう。近況も全日本選抜でグランドスラム達成など抜群の成績を残しており、本命は動かない。
対抗は、やはり鈴木。どこの枠からでも一気の仕掛けが期待できる。ただ、青山とは異なり、後手を踏んだ場合がもろい。車券購入は、やや難しい選手の1人でもある。両者に続くのは、有吉と永井。両者は、試走の気配を最大限注視したい。
また、8月のグランプリでSG初制覇を果たした篠原は、良走路では割引き、雨の場合は大きくクローズアップされるだろう。
団体戦などもあり見どころ満載な2日間。ファン必見のレースだ。