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JRA重賞『スプリンターズS』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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過去10年、良馬場だった9回のうち、前半の600メートルが33秒を切った年が5回と、短距離GⅠらしい厳しい流れになりがちなこのレース。

今年もダッシュ自慢が何頭かエントリーしており、まずハイペースになるはず。道中の位置取りも勝敗の明暗を分けそうだ。なお、9番人気以下で3着以内に入った馬は、過去10年で10頭いるが、そのうち8頭は4コーナーで10番手以内。後方待機から直線一気で穴をあけるのは、さすがに厳しいか。

★軸馬=レシステンシア
通算【5・3・1・2】で、1400メートル以下は【4・1・0・0】と崩れていないレシステンシア。二度の着外はマイルCS8着、ヴィクトリアマイル6着と、いずれも1600メートルのGⅠ。この距離なら信頼していいだろう。休み明けのセントウルSを快勝し、準備も万端。同レースを1番人気で勝ってここに臨んだ馬は、近3年連続で連対中でもある。引き続きルメール騎手なら、パフォーマンスを落とすこともなさそう。阪神JF以来となるGⅠ2勝目へ向けて、視界良好だ。

★相手=ダノンスマッシュ
この距離では、国内外でGⅠ2勝を含む8勝をマークしており、現役屈指のスプリンターといっても過言ではないダノンスマッシュ。このレースは二度出走し③②着と勝ててはいないものの、それらも含めて中山芝1200メートルでは【1・1・1・0】とコース相性は悪くない。3歳夏以降、2戦連続4着以下が一度もない馬。前走の香港遠征は6着だったが、ここは巻き返してくる可能性が高い。

★相手=ピクシーナイト
前走のセントウルSでは、息の長い末脚でレシステンシアをクビ差まで追い詰めていたピクシーナイト。CBC賞に続く2着と、古馬相手でも十分に戦えることを証明してみせた。スプリント路線に照準を合わせてきたことが実を結びつつあり、また控える競馬にも順応。これは、福永騎手がデビューから乗り続けていることも大きな要因の1つ。道中、脚をためられれば、ゴール前で弾けてくれるはずだ。

JRAレコードを持つファストフォースに注目!

★相手=クリノガウディー
近3戦①①③着と、善戦キャラを払拭する走りを見せているクリノガウディー。昨春の高松宮記念では、先頭でゴールを駆け抜けている実力馬(斜行により4着降着)。GⅠの舞台で、あらためて復活した姿を見せられるか。

★相手=ファストフォース
2走前のCBC賞で、JRAレコードの1分6秒0を叩き出したファストフォース。続く北九州記念でも2着に頑張っており、体も絞れて動ける状態に仕上がってきたということだろう。前で引っ張る馬が他にいるだけに、好位で脚をためる形が取れれば、ゴール前まで踏ん張れそう。スピードは、このメンバーでも引けを取らない。

★相手=メイケイエール
折り合いに難があり、なかなか実力を発揮できていないメイケイエール。ここはモズスーパーフレアやビアンフェがいてハイペース必至。20キロ増だった休み明けを叩いて状態も上がってくるはずで、池添騎手に新たな一面を引き出してほしいところ。

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