シーズン後半を迎え首位から陥落した阪神・藤原崇起オーナー兼社長が、指揮官の矢野燿大監督(52)に来季の続投を要請した旨を明かしたのは、9月18日。しかし、球界関係者によれば、「矢野監督は返事をしませんでした。契約上ではまだ保留状態です」。その理由は?
東京遠征からの移動日となった同16日、矢野監督はその足で球団事務所に向かい、藤原オーナーと対面したという。
「球団スタッフも和やかなムードで監督を出迎えました」(前出・球界関係者)
労いの言葉のあと、「来年も」とオーナーから伝えられた。しかし、矢野監督はまだシーズン中であること、僅差での優勝争いが続いていることなどを理由に、返答を保留した。
「監督の進退問題は、当事者が何もしゃべらなくても漏れ伝わってくるものです。でも、今回はオーナー自らが関西系メディアに『続投を要請した』と明かしています」(在阪記者)
優勝争いの真っただ中、最も返事のしにくいタイミングである。矢野監督が保留したのは間違っていないが、今回の監督人事も異例となってしまったわけだ。
既成事実を作ろうとした!?
「前任の金本知憲氏のときも異例でした。球団が続投を通達したのに、本社グループが難色を示し解任に一変しました。矢野監督は金本氏の腹心。その無念の思いは手に取るように分かっていました」(前出・同)
矢野監督が続投要請を保留したのは、その影響もあってのことかもしれない。また「V逸」という最悪の事態になったときのことも頭に入れ、返事を先延ばしした可能性も捨てきれない。
「会談はオーナーと監督だけで行われました。その返事ももらえないままオーナーがあえて続投要請したことを明かしたのは、続投の話し合いがうまくいかなかったので既成事実を作ろうとしたのかもしれません。優勝争いの行方に関係なく、続投させるという確証があったのかどうか分かりませんが」(前出・球界関係者)
ピリピリムードの矢野監督。13日深夜、関西のテレビ番組に出演し、当時、二軍降格となっていた佐藤輝明に関する質問を受けた。
「彼が『クソーッ!』ってどれだけ思えるか。『俺を使えよ』とどれだけ思えるかっていうのが大事」
送ったのは、辛口のエール。ピリピリの原因は首位争いでの足踏み状態に尽きる。首位攻防戦と同様、もうひと波乱起こりそうだ。
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