駅構内、地下街、地下通路…。どれほど空気は滞留しているのか。
「新型コロナ感染者から吐き出されるウイルスは、エアロゾル化して空中を漂う。自分が身を置く空間に、どの程度、空気が滞留しているか、常に確認する必要があります」
こう話すのは医師で作家の外岡立人氏(公衆衛生)である。
これまでの新型コロナの感染状況を見てくると、第1波から第5波まで、おおむね4カ月周期で到来していることが分かる。
「感染が拡大すると、国民はうつらないよう気をつけるが、少し感染者が減ってくると、意識が低下して感染が拡大。この繰り返しでした」(外岡氏)
現在の状況は誰もが用心しており、ワクチン接種の効果もあって、感染者は減少傾向にある。
「しかし、自民党の総裁選など政局に国民の関心が移り、コロナへの意識が低下してくると、またぞろ感染者は増えるので、第6波は11月末になるかもしれない。ワクチン接種率が8割になると、落ち着くと思いますが…」(外岡氏)
「空気感染する」と言い換えるべし
外岡氏が冒頭で指摘したように、国内の感染症の専門家など科学者グループも、国に対して新型コロナウイルスは「空気感染する」と言い換えるように求めているという。
「これまで国は、新型コロナは接触感染や飛沫感染でうつるとしていたが、これでは表現が分かりにくく危機感が伝わらない。科学者グループはデルタ型が登場する以前から、空気感染していたと主張しています」(サイエンスライター)
東京都は9月24日、新たに235人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。24日までの7日間平均は469.3人で、およそ3カ月ぶりに500人を下回ったことになる。
「これは都民が無意識のうちに、空気が滞留している場所や人との密着を避け、会話の際はマスク着用で少し離れるなど、徹底した対策を行っているからでしょう」(外岡氏)
とはいえコロナ収束まで、あと3~4年かかるとも言われ、国民は相当な我慢を強いられそうだ。
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